2011年11月1日 12時18分 更新:11月1日 12時24分
東京都世田谷区八幡山のスーパー「パワーラークス世田谷店」周辺で最大毎時170マイクロシーベルトの高い放射線量が検出された問題で、店の委託を受けた専門業者は1日午前、アスファルトの下にあるとみられる線源を掘り起こす作業の準備を始めた。
高線量が見つかった2カ所のうち、毎時110マイクロシーベルトが計測された店舗入り口から約6メートルの地点で作業を始めた。同店によると、放射性物質の飛散防止のために現場を覆ったシートの中でアスファルトをはぎ、核種を調べながら手で土を掘り進める。線源が判明して撤去できれば、周辺の土壌改良をして埋め戻す。
業者によると、170マイクロシーベルトが計測された店舗脇の歩道も核種が同じとみられ、敷地内の作業を終えてから除染に取りかかる予定。【黒田阿紗子】