2011年11月1日 11時40分 更新:11月1日 12時56分
【ブリュッセル斎藤義彦】北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は31日、リビアのトリポリを訪問し、NATOのリビア攻撃がこの日で終了すると宣言した。NATOが英仏米から3月31日に指揮権を引き継いでから214日後に作戦は終了した。リビアの国民評議会は残留を望んだが、NATO側は早期の終了を決めた。
ラスムセン事務総長は記者会見で「私たちはリビア市民を保護し、ともに成功した。リビアはついに自由になった」と総括した。
NATOは飛行禁止空域の設定、海上封鎖、市民の保護の三つの任務を国連安保理から与えられた。航空機は約2万6000回出動し、うち約9600回で空爆を行った。