北太平洋のアリューシャン列島にある火山が、29日、噴火し、火山灰が上空4500メートルまで広がっていることから、気象当局が付近を航行する航空機に注意を呼びかけています。
噴火したのは、北太平洋・アリューシャン列島の無人島にある標高およそ1700メートルのクリーブランド火山で、29日、火山灰が上空およそ4500メートルに広がっているのが衛星写真で確認されました。アメリカの気象当局は、小規模な噴火があったものとみて、注意レベルを1段階引き上げて、付近を航行する航空機に注意を呼びかけています。アメリカの航空当局は、現時点では、火山灰が飛行に大きな影響を与える高さにまで達していないとしていますが、クリーブランド火山がアジアと北米を結ぶ航路の真下にあることや、過去にこの火山で大規模な噴火があったことから、今後の火山活動を注視しています。