“自費訓練”運転士３期生募集

12月28日 6時18分

千葉県の「いすみ鉄道」は、訓練にかかる費用を自己負担する条件で募集した運転士の訓練生が国家試験に合格し、運転士の育成が順調に進んでいることから、第３期生の募集を行うことになりました。

千葉県の房総半島南部を走る第三セクターのいすみ鉄道は、経営難が続いているほか、現職の運転士のほとんどが６０歳以上で、新たな運転士の確保が急務となっています。このため、経費を節約しながら人材を育成しようと、去年から、全国の鉄道会社で初めて、およそ７００万円の訓練費用を自己負担するのを条件に、運転士の訓練生の募集を始め、１期生と２期生合わせて６人を採用しました。このうち１期生４人は、先月、ディーゼル鉄道の運転に必要な国の資格試験に合格し、運転士の育成が順調に進んでいることから、第３期生の募集を行うことになりました。希望者には、来月１４日と２１日に行われる説明会のどちらかに出席してもらい、面接や適性検査などを経て４人を採用する予定です。いすみ鉄道は「社会経験を積んだ方が運転士になれるまたとないチャンスです。改めて夢をかなえたいという人にチャレンジしてもらいたい」と話しています。