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【プロ野球】

大田は8番スタメンで 原監督「坂本のように」

2011年12月28日 紙面から

 “坂本式育成法”で大田が化ける−。巨人の原辰徳監督(53)が27日、今季途中から外野手に転向した大田泰示外野手(21)について「伸び伸びと坂本のように成長してくれればと思っている」と、来季は「8番・左翼」でスタメン起用する構想を明かした。

 今オフは杉内、村田、ホールトンと大補強。これを受け、原沢球団代表兼GMは「軸が固まるということは若手選手を使うチャンス」と力を込める。前例がある。ラミレス、クルーン、グライシンガーが加わった08年、高卒2年目ながら抜てきされたのが坂本だった。

 「8番・二塁」で開幕スタメンに名を連ね、我慢の起用に応えてフル出場。序盤は1軍レベルに対応できなかったが、終わってみれば打率2割5分7厘。翌年からは自他ともに認める不動のレギュラーに定着した。その足跡を大田にも歩んでほしいというのが、指揮官の考えだ。

 大田にとっては、これがラストチャンスになるかもしれない。08年のドラフトで1巡目指名。指揮官の母校である東海大相模出身で、同じ三塁手。期待は背番号「55」に凝縮されている。最大の難点だった守備の課題は、外野手転向で解消。原監督は「脚力、肩の力、身長190センチ(登録は188センチ)の容姿。外野を守っていると、水を得た魚のごとく躍動感がある」と目を細める。

 あとは打撃で本来の長打力を見せることができれば、“第二の坂本”に化ける可能性も十分。大田も指揮官の期待は受け止め、「来季は外野手としてレギュラーをつかみたい」と公言。いつまでも“未完の大器”ではいられない。来季は4年目。勝負のシーズンを迎える。 

  (井上学)

 

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