赤外線カメラで撮影された、ウシ科の動物ターキンの死骸を食べる野生のジャイアントパンダ=11月、中国四川省平武県(共同)【フォト】
29日付の中国紙、京華時報などによると、四川省平武県の林業局調査員がこのほど、ウシ科の動物ターキンの死骸を食べる野生のジャイアントパンダの写真を撮影することに成功した。
調査員が設置した赤外線カメラが11月、肉を食べる全過程をとらえた。パンダは深夜、死んだターキンの肉を口いっぱいに「おいしそうに」ほおばっていた。ターキンは別の肉食動物に殺されたとみられる。
四川省の林業当局者は「パンダはもともと肉食で、進化の過程で草食に変化した」とし、肉を食べても「不思議ではない」と説明。同省では家畜のヒツジがパンダに襲われたケースも報告されているという。(共同)