自民党は来年の運動方針案をまとめ、この中では、来年を「日本の存亡を懸けた政治決戦の年」と位置づけ、衆議院の解散・総選挙に追い込み、民主党から政権を奪還するとしています。
自民党がまとめた来年の運動方針案では、民主党政権を「マニフェストに掲げた重要施策は完全に破綻し、国民への十分な説明もないまま、ほとんどが撤回され、政権の正統性は完全に失われた」と批判しています。そして、来年を「日本の存亡を懸けた政治決戦の年」と位置づけ、「是が非でも衆議院の解散・総選挙に追い込み、民主党から政権を奪還する」としています。また、重点政策として、震災復興を最優先課題とし、一日も早い復興や除染の早期完了に全力で取り組むほか、新しい憲法改正案の提案、円高・デフレの脱却、それに社会保障制度と消費税を含む税制の抜本改革などを挙げています。さらに、大阪市の橋下市長が掲げる大阪都構想を念頭に、民意を反映した新たな大都市制度に向けて、具体的な方策を講じるとしています。自民党は、来年1月22日に開く党大会で、来年の運動方針を正式に決定することにしています。