NHK佐賀県のニュース　佐賀放送局

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中国の温泉施設開発を支援へ

佐賀県と経済交流を進めている中国東北部の遼寧省で大規模な日本風の温泉テーマパークの計画が進められ、この施設の運営を嬉野温泉の旅館経営者が行う見通しとなりました。佐賀県は、ことし１０月、中国東北部の中心都市・瀋陽に現地事務所を開設し、経済交流を本格化させています。佐賀県などによりますと、このたび、遼寧省から現地の温泉開発に対して、支援の申し出があり、佐賀県や嬉野温泉の関係者が中国を訪問しました。その結果、瀋陽に近い本渓市が進めている日本風の温泉テーマパーク「日本温泉文化村」の建設計画に佐賀県側から出資などは行いませんが、嬉野温泉の老舗旅館、和多屋別荘の小原健史社長が建設面でのアドバイスや施設の運営を行う見通しとなったということです。経済成長が続く中国では、富裕層が拡大し、観光の人気が高まっていて、リゾート施設などの建設が相次いでいるということです。県や小原社長によりますと、テーマパークの完成時期は決まっていませんが、来年春から着工されるということで、中国側は、ホテルや旅館の運営ノウハウなどの提供を求めているということです。小原社長は「できる限りの支援をしたい」としており、佐賀県も、「中国から佐賀県への観光客誘致のきっかけになれば」と話しています。

12月29日　13時53分

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