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 この物語はフィクションです。
 この物語の舞台はこの世界とよく似た別の世界であり、実在もしくは歴史上の人物、団体、国家、領域その他固有名称で特定される全てのものとは、名称が同一であっても何の関係もありません。
第一章・入学編
1−(9) 指名・任命
 足が重かった。
 たかが二階分階段を上ったくらいでへばってしまうような、やわな鍛え方はしていない。
 本当に重いのは気分で、足が重いというのは比喩でしかないのだが、前に進みたくなくなるという意味では同じだ。
 達也とは対照的に、深雪の足取りは軽い。
 まあ、何が楽しみなのか分からないほど、彼も鈍くはなかったので、改めて問うようなことはしなかったが。
 四階の廊下、突き当りが目的地。
 見た目は他の教室と同じ、合板の引き戸。
 違いは中央に埋め込まれた木彫りのプレートと、壁のインターホン、そして巧妙にカムフラージュされているであろう数々のセキュリティ機器。
 プレートには「生徒会室」と刻まれていた。

 招かれたのは深雪で、達也はそのオマケだ。
 淑やかに入室を請う深雪の声に、明るい歓迎の辞がインターホンのスピーカーから返された。
 耳をそばだてていないと気がつかない程度の、微かな作動音と共にロックが外れる。
 引き戸の取っ手に達也が指を掛け、妹をかばう様に体を傾けながら戸を開く。
 別段、警戒すべきことは何もないはずと、判っては、いる。
 これは、彼ら兄妹の身体に染み付いた癖だった。
 ――もちろん、何も起こらなかった。
「いらっしゃい。遠慮しないで入って下さい」
 正面、奥の机から声が掛けられた。
 何がそんなに楽しいんだろう、と一度訊いてみたくなる笑顔で、真由美が手招きしている。
 深雪を先に通し、達也はその後に続く。
 手を揃え、目を伏せ、深雪が礼儀作法のお手本のようなお辞儀を見せた。
 こういう洗練された仕草は、達也には真似できない。
 妹の作法や言葉遣いは、達也とほとんど触れ合うことのなかった、亡き実母に仕込まれたものだ。
「えーっと……ご丁寧にどうも」
 宮中晩餐会でも通用しそうな所作を見せられ、真由美も少したじろいでいる様子だった。
 他にも二名の役員が同席していたが、すっかり雰囲気に呑まれている。
 もう一人、役員以外で唯一同席している風紀委員長は平静な表情を保っているが、それが少し無理をしたポーカーフェイスであることは、達也でなくともわかっただろう。
 うちの妹は、随分気合いが入っているようだ、と達也は思った。
 ただ、何故深雪がこんな威嚇じみた真似をしたのかまでは、彼には理解できなかった。
「どうぞ掛けて。お話は、お食事をしながらにしましょう」
 指し示されたのは、多分、会議用の長机。
 今時、情報端末が埋め込みになっていないのは、飲食用途を見越してのことなのか。
 なんにせよ、学校の備品としては珍しい重厚な木製の方卓に、椅子を引いて深雪を座らせ、自分はその隣、下座に腰掛ける。
 いつもは断固として兄を上座に座らせようとする妹ではあるが、今日は自分の方が主役だと弁えて、何とか我慢しているようだ。
「お肉とお魚と精進、どれがいいですか?」
 呆れたことに、自配機があるのみならず、メニューも複数あるらしい。
 達也が精進を選び、深雪が同じ物を、と頼んだのを受けて、二年生――確か、書記の中条あずさという女子生徒だ――が、壁際に据えつけられた和箪笥ほどの大きさの機械を操作した。
 あとは待つだけだ。
 ホスト席に真由美、その隣、深雪の前に三年生の女子生徒、その隣、達也の前に摩利、その隣にあずさという順番で席につくと、ようやく調子を取り戻した真由美が話を切り出した。
「入学式で紹介しましたけど、念の為、もう一度紹介しておきますね。
 私の隣が会計の市原鈴音、通称リンちゃん」
「……私のことをそう呼ぶのは会長だけです」
 整ってはいるが顔の各パーツがきつめの印象で、背が高く手足も長い鈴音は、美少女というより美人と表現する方が相応しい容姿の女の子だ。
 確かに「リンちゃん」より「鈴音さん」の方がイメージに合っているだろう。
「その隣は知ってますよね? 風紀委員長の渡辺摩利」
 会話が成り立っていない、が、誰も気にした様子がないのは何時もの事、だからだろうか。
「それから書記の中条あずさ、通称あーちゃん」
「会長……お願いですから下級生の前で『あーちゃん』は止めてください。わたしにも立場というものがあるんです」
 彼女は真由美よりも更に小柄な上に童顔で、本人にそのつもりが無くても上目遣いの潤んだ瞳は、拗ねて今にも泣き出しそうな子供に見える。
 なるほど、これは「あーちゃん」だろう。本人には、気の毒だが。
「もう一人、副会長のはんぞーくんを加えたメンバーが、今期の生徒会役員です」
「私は違うがな」
「そうですね。摩利は別ですが。
 あっ、準備ができたようです」
 ダイニングサーバーのパネルが開き、無個性ながら正確に盛り付けられた料理がトレーに乗って出てきた。
 合計五つ。
 一つ足りない……と思いつつ、自分が口を挟むことではない、どうするのかと達也が見ている前で、摩利がおもむろに弁当箱を取り出した。
 あずさが立ち上がったのを見て、深雪も席を立つ。自動配膳機はその名の通り、自動的に配膳する機能もついているのだが、自配機対応のテーブルでなければ人の手を使った方が速い。
 あずさがまず自分の分を机に置き、真由美と鈴音の分を両手に持つ。
 続いて深雪が自分と達也の分を運んで、奇妙な会食が始まった。
 まずは当たり障りのない話題。
 とは言え、達也たちと真由美たちの間に、共通の話題は無いに等しい。
 会話は自然と今食べている料理のことになる。
 自動調理だからレトルトになるのは仕方が無いのだが、最近の加工食品は普通の料理に比べてもそれほど遜色が無い。
 とは言うものの「平均的な」料理に比べてのことであり、物足りなさは否めない。
「そのお弁当は、渡辺先輩がご自分でお作りになられたのですか?」
「そうだ。……意外か?」
「いえ、少しも」
 深雪に問われ、頷きを返した後、少し意地の悪い口調で摩利は問いを返した。
 本気で嫌味を言った訳ではなく、出来過ぎに見える下級生を軽くからかっただけだったが、本人を狼狽させる前に、その隣から間髪を入れず否定の言葉を打ち返された。
「……そうか」
 達也の目は、摩利の手元――指を見ている。機械任せか、自分で料理しているのか、どのくらい料理が出来るのか、出来ないのか……全て見透かされているような気分になって、摩利は気恥ずかしさを覚えた。
「わたしたちも、明日からお弁当に致しましょうか」
「深雪の弁当はとても魅力的だが、食べる場所がね……」
「あっ、そうですね……まずそれを探さなければ……」
「……まるで恋人同士の会話ですね」
 にこりとも笑わず、爆弾発言を繰り出した鈴音だったが、
「そうですか? 血のつながりが無ければ恋人にしたい、と考えたことはありますが」
 達也に軽く返され、不発に終わる。
「……面白くない男だな、君は」
「自覚しています」
「はいはい、もう止めようね、摩利。口惜しいのは分かるけど、どうやら達也くんは一筋縄じゃ行かないようよ?」
「……そうだな。
 前言撤回。君は面白い男だよ、達也くん」
 会長に続き、風紀委員長。
 名前で呼ばれるのもいい加減、慣れてきそうだった。
「そろそろ本題に入りましょうか」
 少し唐突な感はあるが、高校の昼休みにそう時間的な余裕がある訳でもない。
 既に食べ終わっていたことでもあるし、真由美の言葉に、達也と深雪は揃って頷いた。
「当校は生徒の自治を重視しており、生徒会は学内で大きな権限を与えられています。
 これは当校だけでなく、公立高校では一般的な傾向です」
 相槌の意味で、頷く。管理重視と自治重視は、寄せては返す渚の波のようなもので、大小の違いはあれ、交互に訪れる風潮だ。三年前の沖縄防衛戦における完勝とその後の国際的発言力の向上以来、それ以前の劣性な外交環境に起因する内政動揺を反映した過度の管理重視風潮への反動から、過度に自治を重視する社会的な傾向がある。更にその反動として、管理が厳格な一部の私立高校が父兄の人気を集めていたりもするのだから、世の中は単純には計れない。
「当校の生徒会は伝統的に、生徒会長が大きな権限を持っています。大統領型、一極集中型と言ってもいいかもしれません」
 この台詞を聞いて不安に駆られたのは、多分、真由美に対して失礼なことなのだろう。
 達也は心の手綱を引き絞った。
「生徒会長は選挙で選ばれますが、他の役員は生徒会長が選任します。解任も生徒会長の一存に委ねられています。各委員会の委員長も一部を除いて会長に任免権があります」
「私が務める風紀委員長はその例外の一つだ。
 生徒会、部活連、教職員会の三者が三名ずつ選任する風紀委員の互選で選ばれる」
「という訳で、摩利はある意味で私と同格の権限を持っているんですね。
 さて、この仕組上、生徒会長には任期が定められていますが、他の役員には任期の定めがありません。
 生徒会長の任期は十月一日から翌年九月三十日まで。その期間中、生徒会長は役員を自由に任免できます」
 そろそろ話が見えてきたが、口を挟むことはせず、達也は理解のしるしに再度、頷いてみせた。
「これは毎年の恒例なのですが、新入生総代を務めた一年生は生徒会の役員になってもらっています。趣旨としては後継者育成ですね。そうして役員になった一年生が全員生徒会長に選ばれる、という訳ではありませんが、ここ五年間はこのパターンが続いてます」
「会長も主席入学だったんですね」
「……あ〜、まあ、そうです」
 達也の質問は一種のお愛想だった。答えは最初から分かっていたのだが、真由美は律儀に照れて見せた。
 演技でなく本当に照れているのは、すれていないというべきか……せいぜい同い年くらいに見える。
 鈴音や摩利が大人っぽいので、余計に幼く――というか、可愛く見えるのかもしれないが。
「コホン……深雪さん、私は、貴女が生徒会に入って下さることを希望します」
 この場合の「生徒会に入る」とは、言うまでも無く生徒会の役員になるという意味だ。
「引き受けていただけますか?」
 一呼吸、深雪は手元に目を落とし、達也へと振り向いて眼差しで問い掛けた。
 達也は小さく頷いた。
 再び俯き、顔を上げた深雪は、何故か、思い詰めた瞳をしていた。
「会長は、兄の入試の成績をご存知ですか?」
「――っ!?」
 全く予想外の展開に、達也は危うく叫び声を漏らしそうになった。
 急に何を言い出すつもりだろうか、この妹は。
「ええ、知っていますよ。
 すごいですよねぇ……
 正直に言いますと、先生にこっそり答案を見せてもらったときは、自信を無くしました」
「……成績優秀者、有能の人材を生徒会に迎え入れるのなら、わたしよりも兄の方が相応しいと思います」
「おいっ、み……」
「デスクワークならば、実技の成績は関係ないと思います。寧ろ、知識や判断力の方が重要なはずです」
 相手の言い終える前に、自分の言葉を被せて発言するのは、深雪には滅多に無いことだった。
 それが達也であるなら、尚のこと、ほとんど無い。
「わたしを生徒会に加えていただけるというお話については、とても光栄に思います。喜んで末席に加わらせていただきたいと存じますが、兄も一緒という訳には参りませんでしょうか?」
 達也は、顔を覆って、天を仰ぎたい気分だった。
 自分はここまで妹に悪影響を与えていたのか。
 身贔屓もここまで過ぎたものになると、不快感しか与えないと、分からない娘ではないのに。
 これは盲目的というより、確信犯的な振る舞いだ。
「残念ながら、それはできません」
 回答は、問われた生徒会長ではなく、隣の席からもたらされた。
「生徒会の役員は第一科の生徒から選ばれます。これは不文律ではなく、規則です。
 生徒会長に与えられた任免権に課せられた唯一の制限事項ですから、覆すことは不可能です」
 淡々と、どちらかと言えばすまなそうに、鈴音が告げる。
 彼女も、一科生と二科生をブルーム・ウィードと差別している現在の体制に、ネガティブな考え方を持っているということが十分に分かる声音だった。
「……申し訳ありませんでした。分を弁えぬ差し出口、お許し下さい」
 だから、素直に謝罪することも出来たのだろう。
 立ち上がり、深々と頭を下げる深雪を咎める者も無い。
「ええと、それでは、深雪さんには書記として、今期の生徒会に加わっていただくということでよろしいですね?」
「はい、精一杯務めさせていただきますので、よろしくお願い致します」
 もう一度、今度は少し控え目に頭を下げた深雪に、真由美は満面の笑顔で頷いた。
「具体的な仕事内容はあーちゃんに聞いて下さい」
「ですから会長……あーちゃんはやめて下さいと……」
「もし差し支えなければ、今日の放課後から来ていただいてもいいですか?」
 泣きそうな抗議にも取り合わず、自分のペースで話を進めた真由美の言葉に対し、
「深雪」
 ちらっと振り返った妹が何かを口にするより先に、短い言葉に込められた少し強い語調によって、達也は首肯することを勧めた。
 瞳で頷いた深雪は、改めて真由美へと向き直った。
「分かりました。放課後は、こちらに参りましたらよろしいでしょうか?」
「ええ、お待ちしてますよ、深雪さん」
「あの〜……どうしてわたしが『あーちゃん』で、司波さんが『深雪さん』なのでしょうか……?」
 ある意味当然な疑問だったが、またしてもスルーされた。
 ……達也は、あずさが可哀想になってきた。
「……昼休みが終わるまで、もう少しあるな。
 ちょっといいか」
 もっとも、イジメとか悪ふざけとかいう理由ではなく、おもむろに手を挙げた摩利に皆の注意が奪われた所為ではあったが。
「風紀委員会の生徒会選任枠のうち、前年度卒業生の一枠がまだ埋まっていない」
「それは今、人選中だと言っているじゃないですか。まだ新年度が始まって一週間も経っていないでしょう? 摩利、そんなに急かさないで下さい」
「確か、生徒会役員の選任規定は、生徒会長を除き第一科生徒を任命しなければならない、だったよな?」
「そうですよ」
「第一科の縛りがあるのは、副会長、書記、会計だけだよな?」
「そうですね。役員は会長、副会長、書記、会計で構成されると決められていますから」
「つまり、風紀委員の生徒会枠に、第二科の生徒を選んでも規定違反にはならない訳だ」
「摩利、貴女……」
 真由美が大きく目を見開き、鈴音、あずさも唖然とした顔をしている。
 この提案も、先の深雪の発言と同じく、随分突拍子も無いことらしい。
 この渡辺摩利という三年生は、相当悪ふざけが好きな性格をしているようだ、と達也は思った。
 ――のだが。
「ナイスです!」
「はぁ?」
 真由美の予想外な歓声に、思わず、達也の口から間の抜けた声が漏れてしまった。
「そうですよ。風紀委員なら問題無いじゃないですか。
 摩利、生徒会は司波達也くんを風紀委員に指名します」
 いきなり過ぎる展開に動転したのは一瞬のこと。
「ちょっと待って下さい!
 俺の意思はどうなるんですか!?
 大体、風紀委員が何をする委員なのかも説明を受けていませんよ」
 論理的思考に基づくと言うより、直感的な危機感に従って、達也は抗議の声を上げた。
「妹さんにも説明しませんでしたが?」
「……いや、それはそうですが……」
 ――が、達也の抗議は、鈴音によっていきなり出鼻を挫かれてしまった。
「まあまあ、リンちゃん、いいじゃないですか。
 達也くん、風紀委員は、学校の風紀を維持する委員です」
「…………」
「…………」
「……それだけですか?」
「聞いただけでは物足りないかもしれませんが、結構大変……いえ、やりがいのある仕事ですよ」
 取り敢えず、笑ってごまかした部分についてはスルー。
 それよりも根本的な意思疎通の齟齬がある。
「そういう意味ではないんですが」
「はい?」
 とぼけている訳ではないようだ。
 達也は、視線を右にスライドさせた。
 鈴音の目には、同情があった。
 だが、助け船を出す気はないようだ。
 その隣。
 摩利は、面白がっている。
 その隣。
 視線を合わせると、あずさの目に狼狽が浮かんだ。
 じっと見る。
 瞳を覗き込む。
「あ、あの、当校の風紀委員会は、校則違反者を取り締まる組織です」
 ――外見を裏切らない気弱さだった。
「風紀といっても、服装違反とか、遅刻とか、そういうのは自治委員会の週番が担当します」
 控え目に言っても個性の強そうなこの生徒会で、彼女はやって行けているのだろうか。
 自分で仕向けたことながら、達也は少し心配になった。
「……あの、何か質問ですか?」
「いえ、続きをお願いします」
「あ、はい。
 風紀委員の主な任務は、魔法使用に関する校則違反者の摘発と、魔法を使用した争乱行為の取り締まりです。
 風紀委員長は、違反者に対する罰則の決定にあたり、生徒側の代表として生徒会長と共に、懲罰委員会に出席し意見を述べます。
 謂わば、警察と検察を兼ねた組織ですね」
「すごいじゃないですか、お兄様!」
「いや、深雪……そんな『決まりですね』みたいな目をするのはちょっと待ってくれ……
 念の為に確認させてもらいますが」
「何だ?」
 達也は、説明させていた(・・・・・)あずさではなく、摩利へ視線を向けた。
「今のご説明ですと、風紀委員は喧嘩が起こったら、それを力ずくで止めなければならない、ということですね?」
「まあ、そうだな。魔法が使われていなくても、それは我々の任務だ」
「そして、魔法が使用された場合、それを止めさせなければならない、と」
「出来れば使用前に止めさせる方が望ましい」
「あのですね! 俺は、実技の成績が悪かったから第二科なんですが!」
 達也はとうとう大声を出してしまった。
 それは、魔法で相手を捩じ伏せられる力量を前提にした職務ではないか。
 どう考えても、魔法技能に劣った二科生に与える役職ではない。
 だが、難詰された摩利は、涼しい顔で簡潔すぎる返事をあっさりと返した。
「構わんよ」
「何がです!?」
「力比べなら、私がいる。
 ……っと、そろそろ昼休みが終わるな。
 放課後に続きを話したいんだが、構わないか?」
「……分かりました」
「では、またここに来てくれ」
 理不尽感を押し殺して頷く達也の横で、深雪は兄の感情を気遣いながらも、喜びを押し隠せずにいた。


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