「踊る大捜査線」完結編製作が決定 15年の歴史に幕
映画.com 12月29日(木)5時0分配信
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ついに国民的大人気シリーズがファイナルを迎える |
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数々の金字塔を打ち立ててきた「踊る大捜査線」シリーズの歴史に、ピリオドが打たれる。スピンオフを含む、劇場版5作の累計観客動員約3127万人、興行収入約427億9000万円という数字の積み重ねが、国民的人気作である証。今回の構想は、前作「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」の製作段階から話し合われてきたといい、フジテレビの亀山千広映画事業局長は「これだけ多くのファンの皆さんがいらっしゃる作品なので、うれしい反面、責任もある。自分たちが勝手にファイナルと決めて終わらせてしまうことが正しいのかなとは思いました。ただ、15年間やってきて区切りをつけようということになった」と複雑な心境を吐露した。
ストーリーの詳細は明かされていないが、前作から2年後が舞台。湾岸署管内でエネルギーサミットが行われているため、署員は大忙しの3日間を過ごす。そのなかで、登場人物たちがどのような結末を迎えることになるのかを含め、全てを凝縮した内容になるという。亀山局長は、「前作で青島くんを係長にしましたが、やっぱり現場で動かざるをえない。降格はしないけれど、もっと暴れられる事件を用意しなければ。警察手帳を捨ててでも、自分の信念を貫く青島を描こうと思う。そして、組織をつくっているのは現場の力だということを訴えたい」と言葉に力をこめる。
そのために用意されたのが、警察組織、および上層部が瓦解しかねない事件だ。これまでのシリーズを通じて、青島とキャリア官僚・室井慎次(柳葉敏郎)の強固は信頼関係が主軸を担ってきたが、前作の共演シーンが短かったことは記憶に新しい。亀山局長は、「今回は後半、ずっと彼(室井)の指示のもとで(青島は)動きます。集大成なんです。前回はステージが変わったということを一生懸命見せようとしました。やっていて思ったのが、青島はどこまでいっても平刑事だし、室井はどんなにえらくなっても熱き管理官なんです。そのための導火線を前作でつけて、今作で……という思いもありました」と語る。
また、進展がありそうで全くなかった青島と深津絵里扮する同僚刑事・恩田すみれの関係にも大きな変化が出てきそうで、「ファンがこの15年間、あのふたりを見守ってきたわけですから、きっちりと成就させてあげたいという気持ちはある」。さらに亀山局長は、人気キャラクターだった和久平八郎を演じた故いかりや長介さんに思いを馳せる。「いかりやさんは、ずっと胸の中にいます。和久さんの名言のひとつに『正しいことをしたければえらくなれ』というのがありますが、15年経って、青島は『和久さん、あなたはひとつだけ間違っている。えらくならなくたって正しいことはできる』……そんなふうに思っているんじゃないかな」と意味深な言葉を残した。
主演の織田は、ファイナルに向けて高い意識をもって撮影に臨む覚悟をにじませているという。君塚良一が手がける脚本は決定稿が完成する直前だそうで、本広克行監督のメガホンのもと、2012年1月中旬にクランクインし、4月下旬に撮了予定。同局では、来夏から公開までの期間、様々なメディアを使った“踊る祭”を展開していくという。
「踊る大捜査線 THE FINAL(仮)は、2012年9月に全国で公開。
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最終更新:12月29日(木)5時0分
- 俳優・歌手・アーティスト 織田裕二(オダユウジ)
- 誕生日:1967年 12月13日
- 星座:いて座
- 出身地:神奈川
- 血液型:A
- [ 出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部リンク) ]
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