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民主党の「離党ドミノ」が止まらない。野田佳彦首相が突き進む消費増税に反発。28日、内山晃衆院議員ら9人に続き、横峯良郎参院議員(比例)も離党届を提出。一方、鈴木宗男前衆院議員は同日、国会議員5人による新党「大地・真民主党」の結成を総務省に届け、民主党離党者の受け皿づくりに動き始めた。
民主党の12月の離党者は、八ツ場(やんば)ダムの建設継続を「マニフェスト違反」として離党届を提出した中島政希衆院議員を含め計11人にのぼる。消費増税もマニフェストにはない項目だけに、首相の今後の対応次第ではさらに離党者が増える可能性もはらむ。
内山氏らは28日午前、離党届提出後、国会内で輿石東幹事長と向き合った。内山氏が「離党します」と伝えると、輿石氏は「民主党が間違ったという意見の表明ということで離党という形を取られたんだと思う」と応じ、慰留しなかった。