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教員紹介

近藤 敦


プロフィール

氏名
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近藤 敦(教授)
KONDO Atsushi
担当科目
学部:憲法、専門演習、卒業演習、応用演習、リーガルリサーチ
大学院:人権、比較憲法
研究分野
外国人の人権、国籍、移民政策、国際人権、多文化共生政策、市民権
研究の紹介
最近は、国際的な研究チームによる編著『Migration and Globalization』(Akashi Shoten, 2008)、国内の研究者を中心とした共編著『移民政策へのアプローチ』(明石書店、2009)、移民政策学会の設立大会の基調講演の論文「なぜ移民政策なのか」『移民政策研究』(2009)など、移民政策の総論的な研究を踏まえ、総務省や愛知県の研究会に参加した経験から、日本での法制度づくりを視野に入れた『外国人および民族的少数者の人権をめぐる憲法解釈の比較研究:多文化共生法学の開拓線』という科研費の研究をメインテーマとしている。
2009年は、「在日外国人をどう受け入れていくのか」『外交フォーラム』(5月号)、編著『多文化共生政策概論』(明石書店、近刊予定)、「移民・外国人・多文化共生」『法律時報』(12月号予定)など、その基礎研究をすすめ、『在留特別許可』に関する共同研究の成果の編集、さらに、日弁連での「複数国籍の容認傾向」( 1月)、日本学術会議での「日本在住外国人に関する法制度」(6月)、東北大学GCOEでの「日本におけるシティズンシップと多文化共生」(8月予定)、社会言語科学会の招待講演「移民政策の重要性」(9月予定)、国際人権法学会での「多文化社会の意味するもの」(11月予定)、ブリティッシュコロンビア大での「Immigration Policy and Foreigners’Rights」(11月予定)などの報告の原稿を、適宜、活字にしていく。
憲法の教科書の共著『現代日本の憲法』(法律文化社、2009)では、憲法と国際人権法の架橋を試みているが、この観点からの体系的な『人権論』の教科書を書きたいものである。
主要業績
著書 『「外国人」の参政権―デニズンシップの比較研究―』 (明石書店 1996年)
著書 『政権交代と議院内閣制』 (法律文化社 1997年)
著書 『外国人の人権と市民権』 (明石書店 2001年)
"Citizenship in a Global World" (ed.,) Palgrave Macmillan, 2001
"New Concepts of Citizenship" (ed. with Charles Westin), CEIFO, Stockholm Univ. ,2003
学生へのメッセージ
今年の3年のゼミ生は、毎月のようにコンパを予定しているようである。よく学び、よく遊ぶのが、学生の特権なのだろう。人生のうちでも、とても貴重な時期なのだから、いろいろなことを調べたり、話したり、書いたり、大学生活を謳歌してもらいたいものである。ゼミの論文作成は、後期からはじまる。前期の判例百選の中から選んだ事件をグループで分担して報告するのではなく、各自が好きなテーマを選ぶことからはじまる。少しでも、調べたり、書いたりすることに興味をもってもらいたい。「生き、書き、愛せり」というスタンダールの墓碑銘の言葉のような大学生活を過ごすのがよいというわけではないが、学問に熱中する時間をもてることの楽しみを味わって卒業してもらいたいものである。
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