名古屋市内で女子中学生にわいせつ行為をしたとして、愛知県警は27日、県警豊橋署地域課巡査、森崎港平容疑者(21)=同県豊橋市瓦町通1=を強制わいせつなどの疑いで逮捕した。県警によると、森崎容疑者は容疑を認め「むしゃくしゃした。他にもやった」と供述しているという。現場周辺の集合住宅では昨年から小中学生の女子を狙った同種事件が十数件起きており、県警は関連を調べている。
容疑は11月28日午後0時15分ごろ、名古屋市内の県営住宅に侵入し、中学1年の女子生徒(13)の体を触り、約15分後にも約300メートル離れた別の県営住宅の玄関先で、中学2年の女子生徒(14)の口をふさぎ、わいせつ行為をしようとしたとしている。生徒が声を上げたため逃げたという。
県警によると、事件当日、森崎容疑者は非番だった。実家が現場近くで、地理をよく知っていた。被害者2人と面識はないという。
森崎容疑者は08年4月採用。豊橋署に09年1月配属され、交番勤務を経て今年3月から地域課特別警戒隊に所属していた。
県警では10年2月、岡崎署刑事課の男性警部補(当時49歳)が、取り調べ室で詐欺事件被害者の女性にわいせつ行為をしたとして、特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕され、懲戒免職処分を受けている。【高木香奈】
毎日新聞 2011年12月28日 2時02分