友人の会社の希少医薬品を運ぶ緊急輸送のお手伝いで宮城へ行ってきました。車に空きがあるので、避難所への救援物資も積みました。
東北自動車道を降りて仙台市に入ったとき、深夜でしたがガソリンスタンドを起点に200台くらいの行列を見ました。
あと中心市街地の道路脇にたくさんの車が放置されています。ガス欠のせいかもしれません。都市独特の活気ある気配を感じません。生活の大変さが伝わってきます。
仙台市宮城野区の津波被災地を通りました。
見渡す限り、通りの脇に車が横転したり、建物やガードレールに乗り上げていたり。
そして海岸線に下りてみると、津波でめちゃくちゃになった金融機関のATMがバラバラに壊されて 中身が抜かれたあとに出くわしました。
近くの避難所は断水で、長距離を歩いてポリタンクを持って水くみにいく人たちがいました。中には年老いたおばあさんもいました。
津波で破壊された、あのおびただしい数の車、そして土砂に埋もれた家屋を片づけるまでにかかる時間を考えただけで、復興への長い道のり果てしなく感じます。