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【格闘技】

ヒール軍団が4大タイトル独占

2011年12月28日 紙面から

◇ドラゲー福岡国際センター大会

 2011年最終戦となった福岡国際センター大会(25日)は、CIMAが望月成晃を破ってオープン・ザ・ドリームゲート王座を獲得。これにより、ヒール軍団Blood Warriors(BW)はドラゲー4大タイトルすべてを独占した。同大会では全王座の防衛戦が行われたが、ドリームゲート戦と並んでBWの強さを見せつけたのは、タッグのオープン・ザ・ツインゲート選手権。王者のB×Bハルク(31)&戸澤陽(26)組が盤石の戦いで初防衛に成功した。

 これほどまでにうまくてふてぶてしいタッグチームは、めったにない。初防衛戦ではスピード感あふれるタッグワークを発揮し、YAMATO(30)&鷹木信悟(29)組の動きを分断。最後はハルクが得意のファーストフラッシュ(顔面へのトラースキック)と独特の投げ技EVOで鷹木からフォールを奪った。入場時にはハルクは赤ワインをビンごとがぶ飲みし、戸澤は観客に毒づくなど、ヒールぶりも満点だ。

 この両チームは、以前からライバル意識が強く、福岡が決着戦だった。25分に及ぶその大勝負を制しただけに、戸澤は「これで完全に俺らの勝ち。でも、おまえたちを消すまでやってやる」と怪気炎。ハルクも「もう俺たちとやりたくないです、と言うまで相手してやるか」と言いたい放題だ。

 中でも健闘ぶりが目立つのは戸澤だ。かつてはメタボ系の体格で、マッチョ、イケメンぞろいの他の選手たちからばかにされた時期もあった。だが、約1年に及ぶ米国武者修行でシェイプアップし、髪の毛を金色に染めてイメージチェンジ。6月に帰国すると同時にBW入りし、反動をつけずに引き抜くようにして投げるジャーマンスープレックスは破壊力満点。今やBWの中核的存在だ。ハルクと戸澤のコンビには今のところ穴が見当たらない。2012年も快進撃が続きそうだ。 

 

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