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【プロ野球】中畑監督 藤田さんの墓前に報告2011年12月28日 紙面から
DeNAの中畑清監督(57)が27日、生前に監督を務めていた巨人の先輩2人に監督就任を報告した。06年2月に死去した元巨人監督の藤田元司氏の墓前、09年9月に死去した同コーチの土井正三氏の仏前を訪れ、チーム再建を誓った。 思い付いたら即、行動だ。この日朝、まずは藤田氏が眠る東京都世田谷区の慈眼寺へ。墓前で手を合わせると「もう7回忌か…」と万感の思いに浸った。 81年、長嶋監督解任後の藤田第1次政権。中畑監督は“長嶋派”の筆頭だった。当初は藤田氏に抵抗感があったが、すぐに氷解。「社会人経験もあって、長嶋さん、王さんとも違う感じ。組織をまとめる力があった。藤田マジックにほれこんだんだよね」。長嶋解任の余波で揺れる組織を日本一に導いた統率力を尊敬した。 監督を志したのは藤田監督の指揮を見てからだった。「現役引退した89年に(控えのため)ベンチで采配を見て『監督になりたい』と思ったんだ。裏方への配慮も素晴らしかった」。打撃投手らに「ありがとうね」と声をかけ、肩をたたいていた姿が今も目に浮かぶ。「気配り目配り思いやりの人だった」としのんだ。 この日は、東京都内の土井氏の遺族宅も訪れ仏前にも監督就任を報告した。「土井さんは移動の飛行機の中でよく話をした。『監督になったら手伝うぞ』と言ってくれた」。励まし続けてくれた天国の2人への恩返しのためにも、新生DeNAを必ず浮上させる。 (後藤慎一) PR情報
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