NHK福岡のニュース　福岡放送局

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遺族が飲酒運転撲滅訴え

飲酒運転による事故で、子どもを亡くした遺族が、小中学校の教職員を対象にした講演会で、飲酒運転の撲滅を訴えました。
この講演会は、県内でも後を絶たない学校関係者の飲酒運転を防ごうと、糸島市教育委員会が初めて企画したもので、会場には市内の小中学校の教職員約６００人が集まりました。
講師には、糸島市内で農業を営む大庭茂彌さんが招かれ、次女の三弥子さんを１２年前に、飲酒運転による事故で亡くした体験を語りました。
この中で、大庭さんは「なぜ娘が無謀な運転で亡くならなければならないのか強い憤りを感じた」と、事故の悲惨さを訴えました。
その上で、大庭さんは「学校の先生には保護者や地域の信頼がある」と述べ、模範になって飲酒運転を絶対にしないよう呼びかけました。講演を聞いた小学校の男性教師は、「事故がいかに悲惨だったかがわかりました。自分の周りの人や保護者にも、飲酒運転の防止を呼びかけていきたいです」と話していました。

12月28日　08時24分

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