オリジナルインタビュー「ラノベの素」。MF文庫J特集です!今回は12月22日に発売された『犯人は夜須礼ありす』の著者、伊都工平先生!これは読みたい!
あらすじ
悠木葦人はある日、自宅の前で倒れていた少女を拾う。彼女の名は夜須礼ありす。おとなしいクラスメイトだった彼女は、同級生を殺害し、逃亡しているところ だった。「大声を出したりしないって約束できるかしら?」「どのみちあなたは、今日のうちに死ぬしかないもの」「運がなかったわね、悠木君」目覚めたあり すに凶器で脅され、葦人はありすを匿うことに。奇妙な同居生活のかたわら、彼女の殺人が信じられず、葦人は事件を調べはじめる。だが二転三転する事件の姿 は、全ての出来事を一つの形に繋いでいく――。伊都工平が贈るボーイミーツガールミステリー、ここに開幕!
プロフィール:伊都工平いと・こうへい
兵庫県出身。著書に『第61魔法分隊1~5』『天槍の下のバシレイス1,2』(共に電撃文庫)、『モノケロスの魔杖は穿つ1~4』『さくらら!』『Ⅹの魔王1~3』(いずれもMF文庫J)など。
――本日はお忙しいところお時間を作っていただきありがとうございます。まずは読者の皆さんへ自己紹介をお願いします。
こんにちは。はじめまして、伊都工平です。
ラノベ業界の片隅で細々とやってるすみっこ作家です。必殺技とかが好きです。
というか、誰もビーム撃たない話って今回が初かも。
――これまでに影響を受けた作品や作家の方は?
作品はトップをねらえ!、オールウェイズ(A-26が出る方)、振り返れば奴がいる、沙粧妙子・最後の事件。
作家は小松左京、筒井康隆、山田正紀、アーサー・C・クラーク、ジェイムズ・P・ホーガン、ダン・シモンズ。
――中高生時代はどんな青春をすごされましたか?
通学中に歩きながら本を読んでて、ドブにはまったことが三回ある、みたいな中学生でした。といっても純粋な本好きと言うより、情報ホリックっぽいです。今は空き時間があれば、ずっとラジオ聴いてますし。
ライトノベル的にはちょうどスニーカー文庫やドラゴンマガジンが創刊された時期で、新刊出たら徹夜で読む、みたいな。
高校は陸上部だったので部活中心の生活でした。ただ陸上の競技会って待ち時間が異様に長いので、その間とかにも本は結構読む方で。ライトノベル自体からは、ちょっと離れていた時期かも。
――作家になろうと決めたきっかけはなんでしたか?
当時のバイト仲間にいい格好しようと思って、映画シナリオの募集に応募したのがきっかけでした。短くて簡単に書けたんですが、当然、箸にも棒にもという感じで。
その後、話作りの情報集めのために川上稔さんや三雲岳斗さんのホームページを見るようになって、自然に電撃の大賞へ投稿し、選には漏れたけど担当がついて――という感じです。
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