東京(CNN) 東京電力福島第一原子力発電所の事故調査・検証委員会(委員長・畑村洋太郎・東京大学名誉教授)は26日、事前対策の不備や東電、政府による対応の問題点を指摘する中間報告書を公表した。
500ページに及ぶ報告書ではまず、東電が重大事故に備えて現場の運転員らを十分に訓練していなかったと指摘。3月11日の地震で福島第一原発に約15メートルの津波が到達した後、1号機の非常用復水器(IC)が電源喪失によって停止したことを運転員らが認識できず、対応や報告が遅れたとしている。
そのうえで、現場も東電本店側も非常用装置の仕組みを十分に理解していなかったという状況は「原子力事業者として極めて不適切だった」と批判した。
12日に1号機で水素爆発が起きたのに続き、14日には3号機の建屋が爆発した。報告書は3号機についても、状況への認識不足で注水による冷却作業が遅れたと指摘した。