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【群馬】八ッ場ダム「継続」決定で<1> 称賛と批判 交錯
前田武志国土交通相が八ッ場(やんば)ダム(長野原町)の建設継続を決めた二十二日、県内ではダム推進派の首長や議員らから国交相の決断に称賛が寄せられる一方、市民団体などから「強引だ」と断固反対する声もやまなかった。 (伊藤弘喜、川口晋介) 「前田大臣の英断に感謝している」。建設継続の報に、八ッ場ダム推進国会議員連盟会長の佐田玄一郎衆院議員(自民)は素直に喜んだ。「とにかく予定通り二〇一五年に完成してほしい」と念を押した。 大沢正明知事は同日夕、前田国交相から電話で報告を受けた。「地元の方々にご迷惑をおかけ申し訳ございませんでした」と謝罪する前田氏に、大沢知事は「決断に心から感謝申し上げます。一日も早く本体工事の着工と生活再建に取り組んでいただきたい」と語ったという。 国交省と対立した民主党の前原誠司政調会長に話題が及ぶと口調が一転。「まったくもって許すことができない。現実をしっかり踏まえて」と声を荒らげた。 一方、午後四時すぎに緊急で開かれた同党の国土交通部門会議は荒れた。 建設再開を容認できないとする党の意見を前原氏が藤村修官房長官に伝えていたが、党が回答を受ける前に、前田氏が地元に建設継続を報告。それを知った議員から「信じられない」「これはクーデターだ」と怒りの声が上がり、党県連の中島政希会長代行は「政党政治の自殺行為だ。断じて容認できない」と席を蹴って去った。 反対派の市民団体「八ッ場あしたの会」事務局長の渡辺洋子さんは「前田大臣のやり方は非常に強引。国民の方をまったく見ていない」と批判した。 PR情報
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