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児童の尿から微量のセシウム

原発事故のあと放射線量が比較的高い状態が続いている埼玉県三郷市で、市民グループが検査機関に依頼して子どもたちの尿を調べた結果、一部の子どもからわずかながら放射性セシウムが検出されたことがわかりました。
この調査は、三郷市の市民グループが民間の検査機関に依頼して行ったもので、ことし10月に3歳から10歳までの子ども15人の尿のサンプルを送り、12月、分析結果がまとまりました。
それによりますと、このうちの10人からは放射性セシウムは検出されませんでしたが、残る5人からは1リットルあたり0.19ベクレルから最高で1.04ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
この結果を受けて市民グループでは、子どもたちの内部被ばくを防ぐため、三郷市に対し、給食の食材の検査を徹底するなどの対策をとるよう求めています。
一方、今回の結果について埼玉大学理工学研究科の井上直也教授は、「今回の値は最も高いものでも検出限界に近い極めて低いもので、今後もこの値が出続けるのでなければ将来の影響を心配する必要はないと思う」と話しています。

12月27日 18時56分

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