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福島第二原発 緊急事態宣言解除へ

12月22日 21時46分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所と同様に国から「緊急事態宣言」が出された福島第二原発について、原子力安全・保安院は原子炉が安定した状態を維持でき、余震や津波への対策が取られているという評価をまとめ、近く「緊急事態宣言」が解除される見通しとなりました。

福島第二原発は、震災の津波の影響で、1号機、2号機、4号機で原子炉を冷やす機能が失われたことから3月12日、原子力災害につながる恐れがあるとして国から「緊急事態宣言」が出されました。その後の復旧作業で冷却機能が回復し、3月15日までにいずれも原子炉の温度が100度を下回る冷温停止に至りました。福島第二原発について、原子力安全・保安院は、立ち入り検査などを行った結果、冷温停止が維持でき、余震や津波への対策も実施されていると評価し、22日、原子力安全委員会に報告しました。原子力安全委員会は「緊急事態宣言」の解除にあたって、大きな障害はないという考えを明らかにしていて、「緊急事態宣言」は近く解除される見通しです。一方、福島第一原発は、放射性物質の放出が今も続いていることなどから「緊急事態宣言」が解除される見通しはたっていません。