初めてでも大丈夫!
基隆客運バスで行く台北から九分への行き方紹介
ここでは、台北から九イ分へ旅行される方のために、九イ分までの行き方を写真を入れて、わかりやすく(?)紹介しています。
※このページへの直リンは自由です。どんどん貼ってください(笑)
映画「悲情城市」のロケ地となった九イ分。
「千と千尋の神隠し」に登場する建物も、ここをモチーフにしたと言われています。
バスでの行き方
(2010年6月現在)
@乗るバスについて |
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台北から九イ分へ向かうバスは「基隆客運」という会社が運行しています。(基隆客運バスの車両紹介はこちら) バスの色は白地に赤・青帯が入った、日野自動車製のタイプ(左写真)が大半で、稀にレトロタイプの緑色車体(右写真)や観光バスタイプの水色のバス(下写真:2009年登場の新型)もやってきます。正面にKのマークが入っているのがポイント。バスで行く場合は、MRTの忠孝復興駅前、もしくは、台湾国鉄の松山車站から乗車するのが無難です。 高速道路を走りますが、基本的には路線バスと同じなので、特に事前予約は必要ありません。当日飛び乗りOKです。なお、系統番号は1062系統です。 路線案内や時刻表が掲載されています。トップページ→時刻表資訊→國道客運→國道「台北-中山高-瑞芳-(九份)-金瓜石」線 と、リンクをたどるとバスの時刻表を見ることができます。同様に、路線図資訊では路線図を、票価表資訊では運賃を調べることができます。 |
AMRT忠孝復興駅前から乗車する場合(定番) |
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九分に向かうバスはMRTの忠孝復興駅前、1番出口を出たところにある停留所から出ています。停留所の前には緑色の大きな「そごう(太平洋SOGO)」があります。電車を降りたら案内(写真)に従って1番出口へ向かいましょう。特に高架鉄道の木柵線で来た場合、出口に向かう際いったん地下に降りますが、案内に従ってそのまま進んでいけばちゃんと辿りつけますのでご心配なく。 ※忠孝復興への行き方 <台北車站(台北駅、Taipei main station)から行く場合>…MRT台北車站駅より、MRT土城線・昆陽方面行きに乗車して3つめです。 <MRT土城線(青線)沿線各駅から忠孝復興までの行き方>…土城線沿線各駅から忠孝復興まではMRTで一本で行くことができます。沿線主要駅…板橋、西門、龍山寺、国父紀念館、市政府 <木柵線(茶線)沿線各駅から行く場合>…木柵線沿線各駅から忠孝復興まではMRTで一本で行くことができます。沿線主要駅…南京東路、大安、六張犂、動物園 <MRT新店線(緑線)沿線各駅から忠孝復興までの行き方>…新店線沿線各駅から忠孝復興までは、台北車站で土城線に乗り換え、3駅目です。沿線主要駅…中正紀念堂、古寧、公館、新店 <MRT淡水線(赤線)沿線各駅から忠孝復興までの行き方>…淡水線沿線各駅から忠孝復興までは、台北車站で土城線に乗り換え、3駅目です。沿線主要駅…淡水、北投、士林、中山、中正紀念堂 |
Bバスの時間 |
台北から九イ分へ向かうバスは平日なら20〜40分間隔、土・休日なら15〜20分間隔で走っています。万一乗り遅れても次のバスがすぐ来るので大丈夫(注意:平日や夜遅くはたまに九イ分に行かないバスがあります。そういうバスは運転席の所に「往瑞芳」と書かれたプレートを掲示していますが、念のため、乗車時に運ちゃんに「九イ分」と書いた紙を見せるなどして確認しましょう。) ※「九イ分方面行き」のみ、忠孝復興を出ると主要停留所のみ停車の快速バスがありましたが、現在は廃止となっています。 |
Cバスの乗り方 |
前の扉から乗車・降車します。(扉が前と後ろに2つ付いているタイプでも同様ですが、降りる時は後扉から降りても構いません。) 乗ったら先にお金を料金箱に入れます。2010年6月現在、忠孝復興から九イ分までは90元。先払いです。均一運賃ではないので、運転手に行き先を告げるか、紙に「九イ分」と行き先を書いて見せましょう。身長115〜145cmの子供は半額になります(切り上げ)。また、身長115cm以下の子供は無料です。両替機はありません。お釣りは出てきません。運ちゃんに言っても返してくれないこともよくあります。細かいお金はくずしておくか、おつりがない時は多めに払うと良いでしょう。 |
Dさあ出発!!九イ分までの一時間強のバス旅のようす |
九イ分行きのバスは最初、忠孝東路を西に(九イ分とは正反対の方向)進みますが、心配ありません。建国南路を右折し、長安東路から東に向かいます。長安東路ではいくつか停留所に停車しますが、観光客が使うことはあまりないと思います。京華城をすぎて台北市街地の東側の松山地区に入ると、台湾国鉄松山車站に停車します。路線バスもたくさん停車するので、滞在している場所によっては、ここから乗車した方が便利なこともあります。(忠孝復興から乗った場合よりも11元安く(79元)なりますが、休日をはじめ観光シーズンには忠孝復興で座席が埋まることも考えられ、松山車站からは座れないか、座れてもグループがバラバラになってしまうこともありますので、ご了承下さい。) |
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バスは松山車站を出発(写真左)すると、しばらく下道を走り、2つほど停留所に止まったあとは中山高速道路へ。内湖交流道(IC)で高速道路に入ります。汐止料金所に入り、八堵交流道(IC)で高速を降ります。高速道路走行時間は意外に短く、15分ぐらいです。運ちゃんによりますが結構飛ばします(写真右)。この間、台湾の高速道路の景色をしばらくお楽しみください。日本の高速道路と違う点は…実際乗ってからのお楽しみ。 |
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八堵で高速を降りると、さっきまで慌しい台北にいたことが嘘のような田舎の景色が広がっています。バスは蛇行する基隆河にそって走ります(左上写真)。途中、頻繁に小さな停留所にも停車しますが、乗降が結構あり、庶民の生活を垣間見ることができます。時折ローカルバスともすれ違います(左下写真)。鉄道とはまた違った良さがあります。基隆客運の車庫を車窓左手に見て(右下写真)、だんだん街が近づいてきたと思うとそこは瑞芳。街中を走っていると、いつの間にか台湾国鉄の瑞芳車站に到着。瑞芳車站では列車でここまで来た乗客を拾い、いよいよラストスパート。 |
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バスはしばらく線路にそって走りますが、線路と分かれて山道に入ると急カーブが多くなります(左写真)。急カーブを上手に走り抜けたり、山を降りてくるバスと行き違ったりと、運ちゃんの見事なハンドルさばきを見ているのも面白いですが、このあたりから進行方向左側には綺麗な海が見えてきます(右写真)。天気が良いと本当に最高の景色です(実際には雨が多いのですが…)。 |
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やがてバスは九イ分の街に到着しますが、九イ分散策のポイントは「九イ分」ではなく、山の上の方にある「旧道」停留所(次の停留所、「旧」の字は旧字体)で降り、道の両側にあるお店を冷やかしながら少しずつ下っていって帰りに「九イ分」停留所からバスに乗るというルートが定番です。観光客っぽい人で、九イ分停留所で降りる人はほとんどいませんので、人がたくさん降りる場所で降りてください。ようやく到着です。お疲れ様でした。所要時間は道路状況にもよりますが、忠孝復興から九イ分まではだいたい1時間15分程度です。 九イ分を楽しんだあとは・・・ まっすぐ台北に戻る |
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