2011年12月26日のニュース
九州新幹線長崎ルートの諫早~長崎間が、いよいよ着工です。整備新幹線の未着工区間について、前田国土交通大臣は、きょう、着工条件が揃えば年度内にも認可・着工する考えを明らかにしました。
前田国交相「3区間の整備の財源の見通しが立った。」「震災を機に日本海国土軸や幹線交通の多重性の重要性が認識された。3区間はそういった面でも大きく寄与するものと考えます」
国土交通省の政務三役は、きょう午後整備新幹線の検討会議を開き、九州新幹線長崎ルートの諫早~長崎間と北海道新幹線、北陸新幹線の、3つの未着工区間について、条件が揃えば年度内に認可・着工することを決定しました。長崎ルートの認可・着工にはJR九州の同意が条件としています。長崎ルートは現在、武雄温泉・諫早間がすでに着工し、2018年春の開業をめざして現在、トンネル工事などが進められています。しかし、完成時期については前田大臣は次のように述べました。
前田国交相「九州は建設中の事業と一体化してフリーゲージの標準敷方式で(諫早~長崎の)着工から10年程度の完成を想定している」
今回の国の決定を受け、中村知事は、東日本大震災後の新たな財政負担が見込まれる中メドを立ててもらったのは大きな前進。年度内に認可してもらえるよう努力すると語りました。
被爆地域の外で原爆を体験した「被爆体験者」が、国などに被爆者健康手帳の交付を求めている訴訟で、きょう第一陣の最終弁論が行われました。判決は来年6月25日に言い渡されます。
全国被爆体験者協議会 小川博文会長「手帳と健康管理手当を手にするまで、最後の最後まで共に戦いぬくことを皆さんにお願いしたい」
長崎の被爆地域の外で原爆を体験したとして、国などに被爆者健康手帳の交付を求めるいわゆる被爆体験者の訴訟は、これまで、長崎地裁に556人が訴えを起こしています。きょうは、このうち長崎市深堀地区や式見地区などで原爆を体験した395人の最終弁論が行われました。その中で、原告の岩永千代子さんは「甲状腺の病気など被爆者と同じ放射能の健康被害に悩まされているのに差別されるのは納得できない」と訴えました。
全国被爆体験者協議会 岩永千代子事務局長「長かったなということです」「希望と期待を持っていますがこれから先も厳しい運動を展開していかないといけないなと思っている」
2007年11月の訴えを起こしてから4年。66年前の内部被ばくをめぐる判決は来年6月25日に出されます。
きょう、九州電力相浦火力発電所の2号機で蒸気関連のトラブルがあり、運転を停止しました。冬場の電力供給に黄色信号です。
九電会見「早急な復旧に務めたい(おわび)」
きょう午前9時すぎ、九州電力相浦火力発電所の2号機のボイラーから蒸気が外部に漏れているのがパトロール中にみつかり、午後2時10分に運転を停止しました。蒸気には有害物質は含まれていないということで、けが人もいませんでした。2号機は35年前に運転を開始し、出力は50万キロワットあります。ボイラーの冷却にはあす午前中いっぱいかかる見込みで、その後、中の状況を確認して復旧にあたるということです。電力需要が増える時期を迎え、九州電力はきょうから5%以上の節電を要請しています。しかし、玄海原発の4号機も定期点検のためきのう運転を停止していて、相浦火電の運転停止が長引けば1月の電力供給が不足する恐れがあるとみています。
きょう午前、長崎市の新長崎漁港に停泊している運搬船の船内で、中国人の乗組員が同僚の中国人を刃物で刺す殺人未遂事件がありました。警察は32歳の中国人の男を緊急逮捕しました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、鮮魚運搬船「第十五山田丸」の乗組員で中国籍の張 静容疑者(32)です。 警察などによりますと張容疑者は、午前11時ごろ、長崎市京泊の新長崎漁港に停泊していた船の中で、同僚の中国人乗組員(43)と口論となり、船にあった包丁で男性の腹を刺したということです。刺された男性は救急車で病院に搬送され、現在も緊急手術が行なわれています。張容疑者は犯行について大筋で認めているものの、殺意については否認しているということです。警察は口論となった理由や犯行の動機などについて詳しく調べています。