NHK福岡のニュース　福岡放送局

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市民団体 原発廃炉を申し入れ

九州に６基ある原発がすべて停止したことを受けて脱原発を訴えている福岡県や佐賀県などの市民グループが、今後、すべての原発の運転を再開せず、将来的には廃炉にするよう九州電力に申し入れました。
申し入れを行ったのは福岡県や佐賀県など、九州地方で活動し、脱原発を訴えている１１の市民グループです。
グループのメンバーおよそ３０人は、佐賀県の玄海原子力発電所４号機の原子炉が定期点検のため停止し、九州の原発６基すべての運転が止まったことを受けて、九州電力を訪れました。
そして、東京電力福島第一原発で起きた事故を繰り返さないため、すべての原発の運転を再開せず、廃炉に向けた措置をとるよう要請しました。
これに対し、九州電力は社長と会長に申し入れの内容を伝えた上で、後日、回答するとしています。
申し入れを行った団体の１つ、九州住民ネットワークの原豊典事務局長は「原発に頼らなくてもほかのエネルギーを開発すれば電力はまかなえるはずだ。原発がすべて止まったことは廃炉を実現する上でチャンスだと思う」と話しています。

12月26日　19時12分

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