名古屋グランパスは24日の天皇杯準々決勝敗退で今季の活動を終了した。J1では勝ち点1差の2位で連覇を逃したが、粘り強い戦いで盛り上げた。その土台となった結束力は、どんな組み合わせから成り立っているのか。選手会長のMF小川佳純(27)、同副会長のGK西村弘司(27)、プロ3年目のFW橋本晃司(25)がチーム相関図を作成し、意外と知られていない関係まで解説してくれた。
西村「やっぱり、ナラさんと闘莉王でしょ。ここは一番太い線で」
小川「そうだね。深いところで信頼してる感じ。トゥーさんとアレさん(三都主)も太いよね」
西村「対立のほうね。5対5のミニゲームとか絶対、違うチームでやるからね」
小川「トゥーさん、ボロカス言って『何だよ〜』ってアレさんも怒ったふうにしてるけど、メッチャ仲いいんだよね。実は、親愛」
西村「うまいこと言うね。今年もアレとヨッさん(吉村)は本当、みんなにイジられた。2人とも受け入れてくれるから、年下も平気で突っ込んで、すごいことになってる。こないだも朝、クラブハウスにきたら、アレのサンダルが外に出されてて『カチカチだよ』って泣きそうだった。誰がやったか知らないけど」
橋本「俺じゃないって。ヨッさんは、俺たちと『ケイジコウジ』のグループでしょ。UNO仲間で、みんなゴルフ部員だしね」
橋本「同期の松尾が仕切っていた。寮の選手が固まっているわけじゃないけど、松尾が監視して、まとめてたってことで。永井と田口は『ラーメン』つながり。2人でラーメン屋によく行ってる」
小川「ルーキーの2人は、まとめて『吉田中』。そう言えば、イソも寮なのに、ここに入ってない」
橋本「磯村はナリさん(高木)といつも一緒にいるし、別格でいいんじゃない」
西村「ちょうどいい。ナラさん、ナリさん、チヨ(千代反田)さんで、身体的共通項があるから、三日月っぽく枠をつくって。イソも半分、入れとこや」
橋本「阿部チャンをどこに置くか難しいよね。高校(市船橋)、大学(筑波)のつながりとか、みんなと絡んでる」
小川「実は影の中心人物みたいな。でも線は全部細くて、無所属っぽい」
橋本「マスさん(増川)は、よく一緒に飯食べに行くから近いでしょ。『ショーヘイ』ってガチで呼んでるの、マスさんだけだし」
小川「家族ぐるみの付き合いもあるよね。(藤本)ジュンゴさんと(田中)隼磨さんは特に仲が良さそう。子どもが同じ幼稚園みたいだし。ジョシュア(ケネディ)やダニルソンも育メン組かな」
橋本「あっ、ダニは俺と同い年。一緒にご飯行ったりするからね」
小川「そう言えば、ゴルフ部は最近、全然活動してないね。トゥーさんが入ってないのは、たぶん早起きが苦手だから。一応、俺が部長なんだけど、一番うまいのは、隼磨さんで決まり」
西村「プリウス乗ってるからエコグループ会長もね。ウチのクラブ、これ大事でしょ」
橋本「最近、(中村)ナオシさんもプリウス乗り始めたから、名誉会長。謎が多いナオシさんだけど、松尾と一緒にいることが多かった。ハートフルなところでつながってる。でも、この相関図、反対側に置いてある」
小川「先輩のナオシさんは一番前でいいの。月1回のナラ会メンバーもうまくまとまってるし」
西村「しょうがない。新聞丸めてつなげてもらおうよ」
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