民主党の複数の若手議員が、野田政権が消費税率の引き上げを目指していることは政権公約に反しており、容認できないとして、新党の結成を目指し、28日にも離党届を提出する方向で最終調整を進めることになりました。
民主党の小沢元代表や鳩山元総理大臣に近い若手の3人の衆議院議員は、26日夜、先に民主党を離れた松木謙公元農林水産政務官と会談しました。出席者によりますと、会談では、野田政権が、社会保障と税の一体改革で、消費税率の引き上げを目指していることは、先の衆議院選挙の政権公約に反しており、容認できないという認識で一致しました。そして、3人の議員は、松木氏とともに新党を結成することを目指し、28日にも離党届を提出する方向で最終調整を進めることになりました。3人は、民主党内のほかの若手議員にも離党を呼びかけており、10人程度で、新党を発足させたい考えです。民主党では、24日に、群馬県連の会長代行を務める中島政希衆議院議員が、野田政権が群馬県の八ッ場ダムの建設継続を決めたことに反発し、離党届を提出しています。