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最終更新:2011年12月27日(火) 0時17分

東京都、今後50年間の内部被ばく推計

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 東京都は原発事故後の今年3月からの半年間に空気中のちりを吸入することで、都内で暮らす成人の内部被ばくの値は23マイクロシーベルトと推計されると発表しました。東京都によりますと、これは自然界から受ける影響に比べて非常に小さい値だということです。

 これは東京都が設立した研究機関が東京・世田谷区で毎日、空気中のちりに含まれる放射性物質を測定したデータをもとに推測したものです。

 屋外に24時間いた場合を仮定していて、半年間に体内に吸引した放射性物質の影響で、成人が将来50年間にわたって受ける内部被ばくの量が23マイクロシーベルトだということです。

 東京都は「今回の数値は、日本人が自然界にあるラドンの吸入によって年間400マイクロシーベルトの内部被ばくをしていることと比べると、非常に小さい値だ」としています。

 また、月別の線量では3月に大半が集中していて、特に原発事故直後の3月15日の10時から11時の1時間の吸引による被ばくが全体のおよそ37パーセントを占めているということです。(26日20:37)

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