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特殊映像ラボラトリー 第27回 「2010年特殊映像総決算!!」 PART 2日本映画/特撮、外国映画/アニメ、外国映画/特撮

【外国映画/アニメ=
 誰もが納得。「トイ・ストーリー3」の大ヒット。】

 
■ 「ファインディング・ニモ」は破れなかったが…。

 外国映画のアニメ作品で、興収10億円を突破したのは、以下の3番組。いずれも3Dバージョンの上映が行われている。

 「トイ・ストーリー3」(WDS/7月) 108億円
 「カールじいさんの空飛ぶ家」(WDS/正月) 50億円
 「怪盗グルーの月泥棒」(東宝東和/10月) 12億円

 「トイ・ストーリー3」の興収における3D上映比率は82%で、「カールじいさん…」の48%を大きく上回った。ディズニーとしては、ゴールデン・ウィークに「アリス・イン・ワンダーランド」があったことで、ホリデイ・シーズンにおけるディズニー作品=3D映画というイメージを、興行者にも観客にも定着させた。これは現在公開中の正月作品「トロン:レガシー」、2011年春休みのアニメ「塔の上のラプンツェル」と続き、続々と製作されるディズニー、ピクサーなどの作品が、3D映画として連続公開されることによって、よりイベント的な広がりを見せることだろう。
 また「トイ・ストーリー3」の場合は、単に3Dによるイベント性のアップだけではなく、誰もが納得できるクォリティの高さと、エモーショナルな内容が、多くの観客を魅了した。興収108億円は、1作目14.87億円、2作目35.25億円を上回るシリーズ新記録。惜しむらくは、ディズニー=ピクサー作品の興収記録(110億円)を持つ「ファインディング・ニモ」(2003年12月公開)を、わずかに下回ったことである。

■ 高評価の「ヒックとドラゴン」は、長期興行に

 以下、興収1億円以上の作品を、収入順に羅列する。
 パラマウント配給の「ヒックとドラゴン」は評価の高いアニメ映画だが、興収は8.9億円といささか伸び悩んだ感がある。作品のクォリティの高さをアプローチしようにも、3D映画は試写会の開催会場なども限定され、宣伝活動をなかなか自由に行うことが出来ない。「ヒックとドラゴン」の場合、興行が中盤にさしかかってから「面白い」との声が目立ち始め、配給サイドがそれに対応してファーストラン終了後も、スケジュールの空いた映画館で上映を続けたが、それでもこの成績というのは、やはり物足りない。
 ディズニーが3月に公開した「スパイアニマル・Gフォース」は、興収6.4億円。同時期に、これもディズニーが配給した「プリンセスと魔法のキス」は、興収5億円であった。一方2月にギャガが配給した「コララインとボタンの魔女 3D」は、タイトル通り3D上映を前提とした作品で、全127ブックすべてが3D上映。1本だけの2Dバージョン・プリントは、3D上映の設備のない早稲田松竹と恵比寿ガーデンシネマで上映され、2D、3Dトータルで興収2.8億円をマークした。

 またまたディズニーの正月作品「ティンカー・ベルと月の石」は、興収2.5億円と公開規模から考えてまずまず。10月に全国公開された、ワーナーの3Dアニメ映画「ガフールの伝説」は、興収わずか1.9億円にとどまったが、同じく10月に小規模公開された、ディズニー・アニメの名作「美女と野獣/ディズニー・デジタル3D」は、興収1億円をものにした。なお第3作公開を前に、2月に3Dバージョンがリバイバル公開された「トイ・ストーリー 3D」「トイ・ストーリー2 3D」は、興収7500万円をあげている。
 ここにあげた11番組12作品のうち、実に10本が3D上映を行ったことになるが、アニメ映画と3Dは相性が良く、2011年もディズニーを中心に、さまざまな3Dアニメが市場に登場することであろう。
 
3ページ(外国映画/特撮)に続く

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