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【コラム 撃戦記】

全国的な広がり待たれる大学キックボクシング

2011年12月24日

 古い話になる。かつてキックボクシング(タイ式)でテレビ4局がしのぎを削っていたころ、極真会館も1972年に参戦。日大生だった私も極真ジム選手としてリングに立った。極真が第1回全日本大会を行ったのは、この年の9月で、初代王者となった。

 リングを降りても恵比寿駅前のムエタイジムでタイ選手の指導を受けた。それだけでは物足りず、大学にキックボクシング部を設立しようとした。「キックボクシング」は日本にタイ式を普及させた野口ジムの登録名称。商標権もあって「日本大学手足拳闘同好会」と命名したが、すぐに「日本大学キックボクシング同好会」と改め、日大、専大、帝京大、拓大、東海大の5校で交流戦を行った。それが前身となって連盟が設立され、現在は12校が東京・後楽園ホールで年2回「全日本学生キックボクシング選手権大会」を開催している。

 卒業後は足も遠のきがちだったが、キック団体やK−1、最近はボクシングにも学生連盟経歴の選手がいて気になり、今年は2度観戦した。運営もしっかりしていたが、39年たっても加盟が関東の12校で関西からはなく、全国に広がりを見せていないのは寂しい。事務局は加盟校を募集中で「ホームページで検索して。申請希望者にはアドバイスします」と呼びかけている。 (格闘技評論家)

 

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