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パンダ 待ち望む声広がる

仙台市が中国政府に要請していたジャイアントパンダの貸し出しについて、25日夜、中国の北京で行われた野田総理大臣との会談で、中国の温家宝首相は「日本側への提供に向けて積極的に検討したい」と述べ、パンダを貸与する意向を示しました。
これを受けて、仙台では、パンダを待ち望む声が広がっています。25日夜の日中首脳会談では、東日本大震災からの復興を力づけてもらおうと、仙台市が要請しているジャイアントパンダの借り受けについて、野田総理大臣が「被災地の期待も高く、協力をお願いしたい」と述べ実現を求めたのに対し、中国の温家宝首相は、「被災地の子どもたちからたくさんの手紙をもらっている。日本側への提供に向けて積極的に検討したい」と述べ、仙台市にパンダを貸与する意向を示しました。
仙台市の中心部の繁華街では冬休み中の子どもたちから歓迎する声が相次ぎました。
仙台市に住む小学生の女の子は「うれしいです。パンダは体の模様が白と黒なのがかわいいです。仙台市に来たら家族で見に行きたいです」と楽しみにしていました。また、孫を連れて買い物に来ていた女性は「小さな子どもたちにとって、とてもうれしいことだと思います。パンダが来ることで多くの人が仙台市に来て、復興にもつながると思います」と話していました。
ことし5月に中国の温家宝首相が被災地を訪れた際、名取市の避難所で温家宝首相から、直接ぬいぐるみをもらった工藤精修くん(11)は、「パンダを見られるからうれしいです。近くなので見に行きたいです。パンダを見ると元気が出ると思います」と話していました。
弟の丈武くん(8)は、「うれしいです。パンダは太ってていつも笹の葉を食べていてかわいいので、朝早くから行って一番に並んで見に行きたいと思います」と話していました。
仙台市の奥山恵美子市長は、「お正月を前に子どもたちにとって大きなお年玉をいただいたようなうれしいことだ。世界中でもなかなかいない希少な動物なので海外からも観光客を引き込む効果が期待される」と述べました。
そのうえで、奥山市長は、「パンダが居住する施設やたくさんの人が訪れるための準備、それに職員の飼育技術の向上に取り組みたい」と述べ、できるだけ早くパンダを受け入れる準備を進める考えを示しました。
また、奥山市長は、「被災した子どもは経済的な負担なく、たくさんの子どもが見られるようにしたい」と述べ被災地の子どもの入園料を無料にする考えを示しました。八木山動物公園で動物の飼育や管理を統括する阿部敏計飼育展示課長は、「嬉しい反面、やはりジャイアントパンダは希少かつ特別な動物なので、非常に重大な責任を感じます」と緊張感をにじませながら話していました。
また、阿部課長は、「パンダが病気にならないように飼育や繁殖の技術を職員に研修させなければならないと思います。パンダ舎をどこに建てるか、パンダにあった場所を選ぶことが重要です」と話していました。
一方、中国からのパンダの貸し出しについて、観光関係者の間では、震災で大幅に落ち込んだ観光客を呼び戻す効果に期待が高まっています。
観光客の誘致活動を行っている公益財団法人、「仙台観光コンベンション協会」の板橋博事務局長は(いたばし・ひろし)「仙台にパンダが来てくれれば、震災で落ち込んでいる仙台の観光の起爆剤になると思う。パンダを見に来た仙台市だけでなく東北の被災地の子どもたちの笑顔がみられるように、情報発信に力を入れていきたい」と話していました。
また、仙台市では、平成27年度中に地下鉄東西線の開通が予定されていて、八木山動物公園と仙台市の中心部が鉄道で結ばれる見通しです。
こうしたことを踏まえて板橋事務局長は「八木山動物公園には、市営バス以外の公共交通機関がなく、マイカー利用者が増えれば交通渋滞の問題も予想される。地下鉄の開通でアクセスの問題は解消されればと期待している」と述べました。

12月26日 12時49分

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