2011年12月4日日曜日

大企業の新卒採用担当になりました

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(読了5,6分 このエントリーはあくまで個人の意見です)




ソー活やら流行っているようですが、
ご多分にもれず、ぼくの親会社も始めるようです。


企業はNTTコミュニケーションズ
というところです。


で、なぜだかぼくが新卒担当(Facebookページ中の人)に任命されました。
※あ、わたしだけでなく、何人かでやるようです。


ちなみにぼくはNTTレゾナントというgooを運営している人間だったりします。


リソース食う採用担当なんて子会社に任せておけ、という面もきっとあると思いますが、
どうやらNTTコミュニケーションズが“スタートアップのように”素早く、
それにはNTTのハミゴ集団であるgooを使うのがよい、という面からが主にあるようです。


◆そもそもぼくって何者?
IT業界にきたのは3年前で、それまでは電鉄系のシネマコンプレックスの運営などやっていました。
第2新卒枠で今の会社に入ったのは良いけれど、
入ったばかりの頃はエンジニアと会話もできず、
「頼むから日本語ではなしてくれ..」と半年くらいずっと思っていたような人間です。


IT業界にいながらずっとITがキライで、それが去年Web2.0summitというカンファレンスに行って、
圧倒的な躍動感に感化されて、むさぼるようにTechcrunchとかMashableを読むようになって、
ITが大好きになったような人間です。
今はNTTグループにいる一方で、ボランティアの形でスタートアップの設立の手伝いをしています。


◆NTTがスタートアップみたいにフットワーク軽く動けるの?
実は場合によると思っています。
半年前に今の会社を辞めようと思っていたことがあって、そのときは
「大企業がフットワークよく動けないのは制約条件、ステークホルダーが多くなるから」と思いました。
既存Productはアーキテクチャでがんじがらめになりがちだし、
グループ会社で同じようなことをやっていると選択と集中をしなくちゃいけなくなって内部調整ばかりになったりします。


けれどユーザー層がうまく重なり合ったりするとアライアンスは割と早く決まったりします。


例えば最近だと
zaimさん(@kansai_takakoさんのところ)がOCN家計簿と連携
http://kakeibo.ocn.ne.jp/zaim/


CotweetをNTTコムが提供開始
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1102/24/news038.html


教えて!gooはnanapiさん(@kensuuさんのところ)と。
http://oshiete.goo.ne.jp/liferecipe/


やれない理由を述べる人はもちろん多いですが、
実はやる気次第で動けたりします
(今ぼくもアライアンス案件に携わって、楽しくなったのでやめていなかったりします)。


「やる気次第」。これってベンチャーとかスタートアップと変わらないのではないでしょうか。


◆大企業でも「やる気次第で動ける」ようになるには
やり方は3つ有ると思っています。
1.入社1~2年で結果出す
2.入社1~2年でキーマンの近くにいる
3.やりたいことをやりたいと言い続ける


ぼくは1.と2.がある程度クリアしていて、
かなり自由がきくようになってきたと思います。
3.に関してはこの1年間言い続けたことで今のポジションに来たかなと思っています。
マーケティングっぽく言うと、数万人いる社内においての一兵隊である自分の差別化と、
どこをを解決できる特殊能力をもつのかというポジショニング戦略が重要です。


上記のようなことは
社内という環境に置き換わっただけで、
常にレッドオーションなIT業界において、
あんまし変わらないのかな、と思っています。


◆最後に
やめようとした直前に上司に
「こんなにカネのあるグループでその引き出しを使わずして
資金もないスタートアップをやるなんておまえはまだ小さい」
と言われて、この大企業に残ったりしました。


考えようによっては
「国家予算近くの売上をほこるスタートアップ」
で働くも同然だと思います。
カネがないけど世界を変えたいなら、
外から見たら腐っているかもしれないこのグループを、
ある意味『使う』形で働いてみても良いのかもしれません。


自ら起業したいとおもっているような方も、
NTTで得るコネとか今後自分への大きな投資になるだろうし、
世の中ってこんな風にカネまわっているのかー、とか感覚はつかめると思います。


ぼくが中の人担当する
NTTコミュニケーションズグループ 新卒採用 ページ
http://www.facebook.com/NTTComRecruit
「いいね!」してくださいw


ではまた。
[写真提供:iStockphoto

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