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県内社会福祉貢献の248人46団体を表彰

11年11月29日(火) 16:11

地道に社会福祉活動を続ける人たちを県が表彰するもので、今年は民生委員や児童委員、社会福祉事業者ら248人、46団体が表彰された。いま、県の福祉行政で大きなテーマとなっている「高知型福祉の実現」では、過疎・高齢化が進む中、いかに地域の実情に応じた支え合いの仕組みをつくるかが課題となっている。式では受賞者を代表して南国市の保育士竹村仁美さんがあいさつし、「住民同士がつながり支え合える地域づくりに今後一層努力する」と活動を続けていくことを誓った。

黒潮町のカツオ船は過去最高の漁獲高記録

11年11月29日(火) 15:46

黒潮町の佐賀新港には28日第83佐賀明神丸と第151明神丸が帰ってきた。このうち佐賀明神丸が所属する明神水産によると、今年は4隻で過去最高の約18億円の漁獲高を記録した。例年、6月ごろからの水揚げ拠点となる宮城県の気仙沼港が3月11日の津波で大きな被害をうけたため、気仙沼港に水揚げが出来たのは例年より1か月遅れた。カツオの北上が遅れたこともあり、三陸沖の操業は7月から本格的になった。さらに震災で缶詰などへの加工施設が被災し、加工用よりも値段が高い鮮魚での取引が多くなり、去年までのキロ単価を130円ほど上回る平均350円で取引きされ、明神水産にとっては過去最高の漁獲高につながった。気仙沼港は震災の影響を受けながらも15年連続で生鮮カツオの水揚げ日本一を守った。明神水産のほかの漁船は来月始め頃まで東北沖や八丈島周辺で操業を続ける予定。

田中英光とその師・太宰治の企画展

11年11月29日(火) 14:06

田中英光(ひでみつ)は両親が高知県出身で、早稲田大学在学中にロサンゼルスオリンピックにボートの選手として出場した。その時の体験を下に「オリンポスの果実」という作品を1940年、雑誌「文学界」に発表評判になった。無頼派作家太宰治を敬愛した田中は太宰の弟子を自称し、それぞれの作品の中に太宰や田中を思わせる人物を登場させるなど深く関わっていた。1948年の太宰の自殺に衝撃を受け、翌年太宰の墓の前で自殺。墓前には太宰治集と遺書が置いてあった。企画展の会場には太宰の遺作「グッド・バイ」の直筆原稿をはじめ1932年のロサンゼルスオリンピック出場の記念メダルなどおよそ220点の資料が展示されている。中でも田中が結婚した際に太宰が贈った色紙からは師としての温かい心が伺える。田中英光とその師・太宰治の企画展は来年1月15日まで県立文学館で開かれている。

市長選挙高知と南国現職が、宿毛は新人

11年11月28日(月) 17:50

高知市長選挙は財政再建の実績をアピールした現職の岡崎誠也氏(58歳)が3回目の当選を果たした。一方、暮らしを守る市政への転換を訴えた共産党の迫哲郎氏は投票率の伸び悩みもあり、支持が広がらなかった。宿毛市長選挙は前の県議会議員で新人の沖本年男氏(63歳)が3期目をめざした現職を破り見事、初当選を果たした。8年ぶりの選挙戦となったものの投票率は過去3番目の低さとなった。南国市長選挙は現職の橋詰寿人(としひと)氏(65歳)が、新人で前の市会議員に5000票あまりの差をつけ再選を果たした。投票率は37.42%で過去最低となった。今回の3つの市長選挙は知事選挙が無投票だったこともあり投票率が低い結果に終わった。

小学校で緑のカーテン「長イモ」収穫

11年11月28日(月) 17:27

安芸市の井ノ口小学校では3年前から子ども達に自然の仕組みや収穫の楽しさを知ってもらおうと「長イモ」のツルを利用して緑のカーテンを作っている。この取り組みは高知新聞で子どもの頃の体験談を「風を観る」として連載していた香南市在住の渡部空さんのアドバイスではじめたもので、28日は4年生18人と渡部さんが一緒に1年前に植えた長イモを収穫した。子どもたちは深く根を張った長いもに苦戦しながら収穫を楽しんだ。給食のおつゆの中に収穫したばかりの長イモをすっていれて、自分達が育てたイモを味わった。収穫した長イモはおよそ19キロあり井ノ口小学校では販売も計画しているほか、収穫したあとの畑に堆肥として落ち葉を撒いて種イモを植えすでに来年準備を進めている。