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アンジェスMG、子宮頸部前がん治療ワクチンでライセンス契約を発表

2011/12/06 07:40

 創薬ベンチャーのアンジェス・MG <4563> が5日正午に、韓国のバイオリーダース社(大田広域市)、沖縄のジェノラックBL(那覇市)と子宮頸部前がん治療ワクチンについて国内外の開発、製造、使用および販売の独占的実施権許諾に関するオプション権について基本契約することで合意したと発表した。

 現在、日本を含む各国で発売されている子宮頸がん予防ワクチンは、原因ウイルスであるヒトパピローマウイルスの感染予防を目的としたワクチンで、すでに感染した患者に対しがん化を防ぐような有用性はない。同社が開発する子宮頸部前がんワクチンは、ヒトパピローマウイルスのがん関連たんぱく質に対する特異的な細胞性免疫を子宮頸部へ効率的に誘導することで、子宮頸がんへの移行を回避するものとして期待されている。

 5日終値は7000円ストップ高の5万5100円。
提供:モーニングスター社