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【プロ野球】

福島でDeNA公式戦開催を 中畑監督が直談判

2011年12月25日 紙面から

幼稚園児と写真に納まる中畑DeNA監督(中央)=福島市内で

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 故郷の福島に里帰りしているDeNAの中畑清監督(57)が24日、ラジオ福島の「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」に出演、内堀雅雄・福島県副知事に、2013年の福島でのDeNA主催の公式戦開催の支援を取り付けた。

 チャリティ・ミュージックソンは、音の出る信号機を設置する基金を募る24時間番組で、ニッポン放送など10局が参加。中畑監督は、ラジオ福島のスペシャルゲストとして、この日正午のオープニングから出演した。スタジオに地元幼稚園児17人が来て「今年1年、外で遊ぶことができませんでした」などと訴えると中畑監督は大泣き。友人の松山千春につくってもらった未発表の演歌も歌った。スタジオ前では、少年野球教室を開き、仮設グラウンドで練習を続けている少年らに打撃指導もした。

 午後1時半過ぎに、内堀副知事がゲストとして登場すると、放射線量の高い土を仮に置く中間貯蔵施設について「メドはどうなんですか」と質問するなどし、福島での主催試合を提案。内堀副知事は「被災地に何度も来ていただいているし、中畑さんはわれわれにとって特別な存在。福島でDeNA主催試合を実現し、県民球団のように応援したい」と、再来年の主催試合誘致に動きだすことを約束した。

 出演は25日正午までのロングランだが、疲れを見せない中畑監督は、この後スタジオを一時抜け出して、徒歩5分の信夫ケ丘球場へ。「高校時代の県予選のメーン会場でオレの原点。安積商1年のとき、入場行進で歩いた聖地なんだ」と感慨に浸った。午後7時すぎには、粉雪が舞い始めホワイトクリスマスイブに。抜群の行動力と発言力でふるさとを勇気づけた中畑監督は、福島県民のハートもがっちりつかんだ。 (後藤慎一)

 

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