上十三地域の産科医療を支えてきた十和田市立中央病院と七戸町の民間医院が、10月末で分娩(ぶんべん)を取りやめることになった。同地域でお産ができる医療機関は、三沢市立三沢病院と十和田市の民間医院の2カ所だけになる。
いわゆる出産難民と呼ばれる事態に直面した妊婦らは、ほかの医療機関での出産に変更せざるを得ない。医師にとっても分娩中止は不本意な決断であったに違いなく、多忙を重ねた末の健康問題が理由となった。
「子供を産むという普通のことが、なぜ地元でできないのでしょうか。
(お産に困らない地域と比べ)不公平だと思います」。3人目の子供の出産を来年3月に予定する七戸町の30代の妊婦は、思わぬ分娩中止に戸惑いを隠せない。
「今回も地元で産もうと思っていたのに…」。1人目も2人目も、地元の医療機関での出産だったが、出産施設を自宅から5分ほどの医院から、車で1時間近くかかる青森市の県立中央病院に変更した。
妊婦健診
は引き続き地元で受けることができるが、出産間近になってから車で県立中央病院へ向かうことになる。その日が悪天候で渋滞でもしていたら…。数カ月後を思うと「今から不安になる」という。
心身ともに安定した状態が望まれるはずの妊婦がストレスを強いられるようでは、地域に住む人々が安心して生活できない。
県医療薬務課によると2010年9月現在、県内で分娩可能な医療機関・助産院は35施設で、01年4月に比べて7施設減った。上十三地域は、分娩を扱う1施設当たりの出生数が334人(09年度)で、県内6医療圏域の中で最も多い。
分娩を扱う施設が半減すれば、残る産婦人科医の負担がさらに増すという悪循環に拍車がかかるのではないか。そんな懸念が強まる中、既に周辺の医療機関に影響が出ているという。
産婦人科の常勤医1人で、あとは非常勤でしのいでいる三沢病院は、十和田市立中央病院が分娩中止を決める前の今年1~4月の分娩件数が月平均20件以下だったのに、今は月40件程度まで増えている。同病院事務局の責任者は「上十三エリアの産科は既に崩壊している。お産をやっている施設に負担がかかる今の状況はおかしい」と訴える。
自治医大の高久史麿学長は、1年半前の本紙記事(09年4月23日付朝刊「大討論・医療崩壊」)の中で、
地方行政と大学が連携した取り組みを促している。
「医師不足
の解決を図るにしても、不足だから集めてこい、というやり方ではおぼつかない。例えば産婦人科医が不足しているなら、医学部の地域枠を全員産婦人科に充てるなど、各地域が知恵を絞り、汗をかき、
思い切った策を講じてほしいものだ」。こういった策が本県で可能か、有効かなどは、検証してみなければ分からない。
県は月内にも、青森、八戸、下北の3圏域で分娩を扱う医療機関などに、上十三圏域の妊婦の分娩を受け入れるよう要請する場を設ける。ただ、それは当面の措置であり、根本的な解決ではない。県民の不安を払拭(ふっしょく)できるような「思い切った策」に期待する。
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2010/sha20101015.html
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引用ここまで。
上十三って、大阪かと思ったら青森の事だったのね・・・。
>
「子供を産むという普通のことが、
>なぜ地元でできないのでしょうか。
>(お産に困らない地域と比べ)
>不公平だと思います」。
子供を産むのは普通の事。
でも、
安全で安心な出産は
もはや贅沢の部類に入ると思う。
俺も、
僻地勤務医だった頃
23時で閉まるコンビニとか
17時で閉まるガソリンスタンドとか
カー用品店がないとか
吉野家がないとか
ココイチがないとか・・・
実に不便だとは思いましたが、
でも、
すべてその地域に住むことを選んだ人の責任、
と思ってあきらめました。
>自治医大の高久史麿学長
>地方行政と大学が連携した取り組みを促している。
>地域枠を全員産婦人科に充てる
地域枠を全員産婦人科・・・
確かに思い切った取り組みです。
実現可能性や是非はともかく。
ところで、
高久史麿学長は
僻地医療の
経験がおありですか?
入学定員の半分を地域枠にして、
パチンコ屋から金を貰った旭川医大は結構思い切ってると思います。
ドクタージェットも思い切ってます。
>産婦人科の常勤医1人で、
>あとは非常勤でしのいでいる
>三沢病院は
>分娩件数が
>月平均20件以下だったのに、
>今は月40件程度まで増えている。
>「思い切った策」に期待する。
ここで米軍思いやり予算の出番ですよ
http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10638603460.html
これがあれば、金には困らない。
この金の力で産科医をかき集めてはどうでしょう?
(たしか三重で年収6000万で募集して1年でやめた産科医いたけど)
野良妊婦とモンスター患者は米軍に退治してもらいましょう。
米軍機をドクタージェットにして日本のどこかに妊婦を運びましょう。
どうですか?
かなり思い切ったと思いますが、甘いですかね?