<< 前ページ 最新| 2 | 3 | 4 | 5 | 6
2010年08月13日(金)

夏休み最終日にあわてて宿題やる人

テーマ:医療政策
2010年06月06日(日)

夕張市長の頭の中が誠に遺憾

テーマ:医療政策

夕張市立診療所:自殺図った男性の救急受け入れ拒否 「外来に対応」 /北海道

 夕張市は1日、市立診療所が先月、自殺を図り心肺停止状態になった市内の50代男性の救急受け入れを断っていたと発表した。昨年9月にも同様のケースがあり、市は同診療所の村上智彦医師から事情を聴いた。

 市の説明では、5月19日午前8時前、「首をつり、自殺を図った男性がいる」という119番通報があった。救急隊員が駆けつけると、男性は心肺停止状態で、診療所に受け入れ要請したが、外来患者診療のため、対応不可能として断られたという。男性は市内の別の医療機関で死亡が確認されたという。

 村上医師は「首つりと聞いて検案(死亡確認)のケースと判断した。緊急性が低く、自分は外来もあったため、他の医療機関で対応してもらいたいと伝えた」と話している。

 同診療所は昨年9月27日夜、同様に首をつった状態で見つかった男子中学生の受け入れを断った。市と診療所は、二度と同じような事態が起きないようホットラインを設けるなどしている。藤倉肇市長は「誠に遺憾という思い。市立診療所の開設者として総括が必要だ」と話した。


====================================


・・・まず、ここって診療所なわけで、そもそも救急を受け入れるべき医療機関ではない。


しかも、医師一人でやっているということになると、


死体検案に時間を取られると完全に外来がストップして、


朝早くから並んでいる患者には迷惑極まりない。


通院患者の中には、昨日から具合の悪い人もいるだろうし、急いでいる人もいるだろう。


夕張市長はそういう想像ができないのだろうか?


一人しかいない医者に対して、病人より死体を優先しろ、という市長の頭が誠に遺憾です。



私が村上医師の立場であったならば、

① 診療所は、そもそも救急を受け入れるべき医療機関ではない。

② 受け入れることで、外来通院患者に多大な迷惑がかかる。

③ 受け入れた場合、市長の指示で死体検案を行っている旨を通院患者にわかりやすく掲示する。

④ 死体検案業務についての通院患者への説明は、市から行ってもらう。


以上を公式に通達します。


さらに、診察室で文句を言う患者が仮にいたら、もちろん全部市長のせいにします。

「藤倉市長は病人より死体のほうが大事みたいだね~」って多分言います。


もっとも、藤倉市長は、最初からこの診療所を潰す気満々だと想像しますね。


財政再建の足かせになるしね。


財政再建のために市民の健康には目をつぶる。それもまた政治かもね・・・


2010年05月05日(水)

道立病院の医療事故最少

テーマ:医療政策

道立病院 昨年度の医療事故最少291件 「防止策徹底の成果」

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/228718.html


(04/29 07:32)

 道は28日、道立8病院で昨年度に発生した医療事故が前年度比23%減の291件となり、統計を公表した2006年度以降、最少だったと発表した。

 道は「各病院が事故防止策を徹底してきた成果が出た」としているが、注射や投薬での誤りなど大事故につながりかねない事故やミスもなお発生している。

 医療事故は、患者への実害があったものをいい、昨年度、事後の治療が必要だったのは15件あった。うち1件は患者の体内にガーゼを置き忘れた医療ミスだった。その他は病院職員が見ていないところで入院患者が転倒して腕や足を骨折したなどの案件だった。

 事後の治療を要しなかったのは276件。血糖測定を忘れてインスリン注射を行ったため患者が一時的に低血糖になったり、酸素マスクの使用法を誤って患者に十分な酸素が送られなかったなどの事例があった。このほか、患者への実害がなかったミスも前年度比3%減の3616件。薬の処方せんの記載の誤りや、薬物の保管場所が違うのに職員が気づき、事故を未然に防いだケースもあった。


===================================

昨年の医療事故報告、過去最多―医療機能評価機構

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100407-00000000-cbn-soci

4月7日11時23分配信 医療介護CBニュース

 日本医療機能評価機構はこのほど、昨年10-12月に報告された医療事故情報などをまとめた報告書を公表した。それによると、国立病院機構や国立高度専門医療センターなど報告義務のある273医療機関から報告された医療事故は昨年1年間で1895件となり、前年より455件多く、2004年の医療事故情報収集等事業の開始以降で最も多かった。
同機構では「医療事故を報告することが、事業開始後5年を経て次第に定着してきていることの表れ」としている。

 1895件を事故の程度別に見ると、「死亡」156件、「障害残存の可能性がある(高い)」185件、「障害残存の可能性がある(低い)」562件、「障害残存の可能性なし」608件、「障害なし」305件などだった。発生場所は、病室838件、手術室271件、廊下75件、トイレ62件、集中治療室48件など。

 発生要因(複数回答)は、「確認を怠った」が531件で最も多く、以下は「観察を怠った」520件、「判断を誤った」500件、「説明不足」205件、「連携ができていなかった」192件、「技術・手技が未熟だった」165件、「知識が不足していた」156件などと続いた。

 診療科別では、整形外科の298件が最も多く、次いで外科163件、消化器科161件、精神科149件、内科145件などの順だった。

=====================


道立病院の医療事故最少、


道は「各病院が事故防止策を徹底してきた成果が出た」


と言ってるけど、


医療事故を報告してない可能性もあるのでは???



・・・まあ、道立病院の名誉wのために言えば


患者が減ったから事故が減ったんですよ多分。


患者数が前年度比何%減ったのかも興味深い。

2010年03月21日(日)

世界レベルの外国人医師が日本の劣悪な環境に耐えられるのか?

テーマ:医療政策

<仙谷国家戦略相>日本免許ない外国人医師受け入れに前向き

3月21日19時55分配信 毎日新聞

 仙谷由人国家戦略担当相は21日、日本の医師免許がない外国人医師の受け入れに積極的な考えを示した。仙谷氏は神戸市内で記者団に「改めて試験を受けないと(診療が)できない。世界レベルの医者に失礼だ。取っ払う方向で仕掛けないといけない」と述べ、一定の条件を満たせば診療できるよう制度の改正を検討する意向を示した。6月に策定する政府の新成長戦略にも盛り込む方針。

 また、医療行政を担当する厚生労働省医政局に関し、仙谷氏は「(先端医療研究で)この人たちの存在が邪魔になるなら解体しなければいけない。物事を進ませれば責任問題が出てくるから、責任を取らないでいいように何もしない体制だ」と厳しく批判した。【内田幸一】
===================

岩手医大で中国人医師を招聘した前例があります。


記事を見る限りでは、ソコソコ満足して帰国したようだ。

大学病院などの
母国でなかなかできない医療を
経験させてもらえるところであれば
日本に来たいという外国人医師はいるのだろう。

しかし、
日本の市中病院で一般診療をやりたい!
という外国人医師が多いとは思えない。
仮にいたとしても、余程の事情がない限り
長続きはしない。


日本語堪能な外国人医師自体少ないし、
母国より給料、労働時間などが悪く
しかも特に学ぶことがない、となれば
普通の感覚の医師ならすぐに「飛ぶ」だろう。
 

条件面には目をつぶって働いてくれる可能性があるとすれば、
母国が戦争中だったり、貧困だったりで半分難民状態で
なおかつ日本語堪能な医師だろうか。

そういう医師は世界広しと言えども、
いったいどれくらいいるのか。

まあ取り敢えず門戸を開放しておけば
局地的には効果が出るかもしれない。















2010年03月18日(木)

改善したのは、受け入れ態勢じゃなくて搬送状況

テーマ:医療政策

<救急搬送>60代女性39回受け入れ拒否 09年に発生

   

 重症患者の救急搬送で、09年に医療機関から39回受け入れを拒否されたケースがあったことが18日、総務省消防庁の調査で分かった。東京都内で敗血性ショックになった60代女性で、40回目の照会でようやく受け入れ先が見つかった。ただし、拒否の最多回数は07年が62回、08年は48回で、救急受け入れ態勢は改善している様子がうかがえる。
 
 重症以上の病気やけがで搬送されたケースは41万1021件で、うち、受け入れを10回以上拒否されたのは677件。妊婦や新生児は1万5933件中で11件、子どもは34万3905件中250件だった。救急車が到着してから搬送先が見つかるまで2時間以上かかったのは▽重症患者165件▽妊婦4件▽子ども14件--。重症患者で、4時間56分待たされた例もあった。【石川貴教】

====================

 たしかに拒否の回数は減っているようだ。

  

 しかし、それが即受け入れ態勢の改善とは言えないと思う。

 

 過去には、

「夜やってないビル内の診療所にまで電話をかけたことがあった」

という話もある。

拒否の回数が減ったのは、

搬送先を決める側(救急隊)が、

あきらかに受け入れそうもない医療機関には

電話をしなくなったからではないだろうか?

搬送先を決める側も、

たび重なる受け入れ拒否のため

受け入れてくれる可能性が高い病院から

順番に受け入れを打診するようになったのではないか?

妊婦なら、この病院が受けてくれ安い

小児なら、この病院が受けてくれ安い

と、経験的に学習し、

ここ数年のうちにそういった病院のリストを作ったかもしれない。

それが拒否回数の減少につながったのではないか?

だとすると、

受け入れるポテンシャルがある病院、

いわゆる大病院の受け入れ状況は

必ずしも良くないのではないだろうか?

Amebaおすすめキーワード

    << 前ページ 最新| 2 | 3 | 4 | 5 | 6
    アメーバに会員登録して、ブログをつくろう! powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト