2011年07月16日(土)

医療を守りたい奴が医療を確保するのが筋

テーマ:医療政策

練馬区 不信感あらわ 光が丘病院運営 日大撤退へ 

 「遺憾です」。日大が来年三月末に、練馬光が丘病院の運営から撤退することについて、十五日会見した練馬区の琴尾隆明副区長は、不信感をあらわにした。今後引き継ぎ先を探すが、住民からは「うまくいかなければ、どうなるの」と不安の声が出ている。 (鈴木学)

 「朝は門の前が人でいっぱいなのに、なぜ赤字なのかね」

 病院の周辺に並ぶ団地を見ながら、タクシー運転手の男性(67)は首をひねった。地域の災害拠点病院でもあり、住民には大切なより所。男性は「困る人がいっぱいいるよ」と心配そうな表情を浮かべた。近くを散歩していた女性(86)も「急病の時に困るわ。なくなるんじゃないでしょうね」と話した。


 区によると、撤退の正式な申し出は今月四日。区と日大側は一九九一年の開院の際、「日大が三十年間病院を運営する」との契約を結んでいたが、日大側は「賃借期間は二十年を超えることができない」とする民法の条項をたてに、契約は一〇年度で終了したと主張。本年度は「ご迷惑を掛けないため延長した」と、あくまで任意の対応だったとした。


 一方、区は同条項は「貸主を保護するもの」などとしてあくまで三十年間の運営を要求。


経営が苦しいとの訴えに、区は土地と建物の賃借料免除なども行ってきた。


 「撤退するならば、引き継ぐ医療機関を探すのが筋だが、それもない」と区側。新たな運営主体探しは▽救急医療▽小児医療▽周産期医療▽災害時医療-を重点にした運営などが条件だが、「幾つ手を挙げていただけるのか」。区の担当者はため息をついた。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110716/CK2011071602000039.html?ref=rank


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引用ここまで



日大に「おんぶにだっこ」だった練馬区の医療。


人任せはやめて、


いいかげん自立して自力で医療をなんとかしてください。


>経営が苦しいとの訴えに、区は土地と建物の賃借料免除なども行ってきた。

「撤退するならば、引き継ぐ医療機関を探すのが筋だが、それもない」と区側。


おかあさんがご飯作ってくれないなら、

かわりにご飯作ってくれる人を連れてきて!


ニンデンドーDSが壊れたから新しいの買って!

お使いとお手伝いしてるでしょ!


は言うまでもなく子供の理屈。


大人は自分で飯を食っていく方法を考えます。

自分の給料でニンテンドーDSを買います。



練馬区だけでなく、「医療駄々っ子」自治体は他にもあります。

まあ、急に放り出された「駄々っ子」は泣き叫んであきらめるしかないわけですが。

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10724779292.html

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10651864526.html

こうやって自治体も大人の階段を登るわけですねw



練馬区のために、当ブログも微力ながら提案しましょう。


ベタ過ぎて全く目新しさはないですが。

①練馬区が赤字を補てん


②公設民営  

練馬区立日本大学練馬光が丘病院(仮)

区立にして医師給与増額。

安月給に悩む日大医局員に人気が出るかもわかりません。


医師保護条例 を作る


④将来練馬区内で働く医師に奨学金を出す(マグロ漁船)

東京23区というだけで人が集まりそうです。おすすめ


⑤練馬区立夜間急病センターを作る

これで練馬光が丘病院の救急の負担を減らせます


⑥練馬光が丘病院を守る会を作る

病院じゃなくて住民の健康を守る会になりそうですが。

⑦コミュニティFMやケーブルテレビで病院や救急車の適正利用をお願いする。




はい、

どれもこれも医療崩壊先進地で既に行われているものです。

奏功しているかと言われれば微妙です。

しかし、一応東京23区です。

地下鉄も首都高もあります。

心の僻地かもしれませんが

地理的には僻地ではありません。

プライドを捨てて身銭を切れば、

練馬光が丘病院は再生する可能性があると思います。

でもま、

病院が無くなって

区にキッチリお灸がすえられないと、

自ら動く気にはならないでしょうね。

この記事を読んだだけでも

「病院を大事にしない自治体だな」という印象。

2011年06月30日(木)

「天国に一番近い病院」が現実的

テーマ:医療政策

北秋田地域医療実態調査:医療計画、再検討を--最終結果 /秋田

 北秋田市の地域の医療を守る住民の会などでつくる「北秋田地域医療実態調査団」(団長=牧野忠康・日本福祉大大学院教授)は25日、同市の森吉コミュニティセンターで開かれた調査報告集会で最終結果を公表した。報告書は、市が10年8月に策定した「新医療整備基本構想」を早急に見直し、地域医療計画を再検討するよう求めている。

 同市は、公立米内沢総合病院を4月から無床の市立診療所とし、10年4月に開業した北秋田市民病院に療養病床の集約化を図るなど、市民病院を地域医療の拠点にすることを目指している。

 調査団は2月28日~3月2日、北秋田地域の社会福祉関係機関や施設、住民らの聞き取り調査を実施し、51件の回答を得た。

 その結果、市民病院は医師不足や立地の選択ミスなどで拠点病院として機能しておらず、アクセスや医療サービス提供面などで患者が市外に流出している指摘。さらに相当な病院赤字が見込まれるという。

 

そのため、既存の他の施設と人材を生かして、地域医療計画を見直し、現実的なグランドデザインを描き出すのが最も近道と結論付けている。

 調査団は、調査結果をまとめた提言書を市に提出する。

牧野教授は「不安や不満が多く、もう一度仕切り直しし、地域医療を考える必要がある」と強調した。【田村彦志】


http://megalodon.jp/2011-0626-1401-48/mainichi.jp/area/akita/news/20110626ddlk05040032000c.html


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引用ここまで

 
 
新築なのに既に心霊スポットの風格があるw

 

戦闘医師  ~医療のスキマで火を放つ~   

 

僻地公立病院に求められる機能は

 

① かかりつけ医

② 1~2次救急

③ 療養(老人が自然に還るのを温かい目で見守る)

 

というのが、当ブログの主張であるが、

 

この病院はあまりにも立地が不便すぎて

 

もはや「かかりつけ医」としては成り立ちそうにない

 


戦闘医師  ~医療のスキマで火を放つ~
 

 

かといって、救急車をガンガン受け入れるだけの設備・人員はないし、

 

これからも決して揃うことは無いだろう。

 

 

 

一体、どんな滑稽無糖な夢を見てこの病院に巨額の税金をつぎ込んだのだろう?

 

まさか、高度医療を求めて、北秋田市民病院に住民が殺到するとでも思ったかwww

病院建設に巨額を使えば患者と医療従事者が集まるという幻想を持つ自治体は

オーラスVIPでシャンパンを入れまくるなど、巨額を使えば

キャストと「やれる」と思っている痛客と同じだ!!

「痛自治体」と呼ばせてもらおう。 

いや、痛客ですら「いかに金をかけずにおいしい思いをするか」頑張っている。

自治体病院も、「いかに金をかけずに患者・医療従事者を集めることができるか」

真剣に考えなければならないだろう。 


  

しかし

100床程度の小さなハコから始めて、

 

徐々に大きくしていくという発想は無かったんでしょうか?

 

ないですよね、

 

それじゃ建設業者にお金が落ちないですものね。

 

 

 

結局、得をしたのは病院を建てた建設業者と、

 

病院に雇用された事務系職員のみ。

 

 

 

医療を行うための病院ではなく、

 

地域にカネを配るためのハコという

 

旧公立米内沢総合病院の伝統を受け継いでいる気もする。

 

 

 

さて、既存の施設と人材を生かすにはどうすればいいだろうか?

 

「かかりつけ」は無理、

 

「3次救急」も無理となれば、

 

残るは療養型に特化することか。

 

 

 

立地的に精神病院にするのもアリだが、人材が集まらないだろう。

 

 

 

高齢者の通院には不便だが、

 

高齢者の息子が車でやってくる分には困らないだろう。

 

 

 

秋田市その他の基幹病院で治療を終えて


行き場所が無くてやむなく基幹病院に入院している


このエリアに元々住んでいた高齢者が結構いるはず。


そういうのを一手に引き受けてはどうだろう。


秋田市の基幹病院に営業をかければ、ベッドは埋まるのではないか?

 



よく、「○×病院はボロいから転院させたくない!」という家族がいるが、


この病院は新しくて綺麗で見た目は最高なので、この点はOKだろう。

若くて綺麗で見た目が最高だから良いとは限らない。

キャバクラ嬢にも同じことが言えるが、病院の方がこの傾向は顕著である。

人間よりも病院の方が中身に差がありすぎる。北秋田市民病院はまさに典型的だ。

それが、「現実的なグランドデザイン」である。


キャッチフレーズは 「天国に一番近い病院」でどうだろう? 

 



2011年06月29日(水)

ルノーと提携前の20世紀末のダメな日産を思い出す

テーマ:医療政策

紹介状無い患者の受け入れ再開 上野総合市民の院長が説明


編集部 (2011年6月25日 17:45)


 伊賀の地域医療を考えるシンポジウムが6月25日、伊賀市西明寺のヒルホテル・サンピア伊賀で開かれ、市民ら75人が参加した。講演した同市立上野総合市民病院の三木誓雄院長は、
医師不足などを理由に断っていた紹介状が無い患者の受け入れについて、就任以降は
「もっと市民の人に使ってもらえるようにしたい。それが医師や看護師の士気向上につながる」
とし、再開したことを明らかにした。

 同シンポジウムの主催は「伊賀の地域医療を守る会」(高木裕美子会長)。

三木院長が「伊賀の地域医療を守るために、今できること」と題し、基調講演した。

 三木院長は講演のなかで、来月から常勤医がいなくなる内科について、滋賀医科大学(大津市)から
週2、3回、心臓カテーテル治療で豊富な経験がある医師らが派遣されると説明した。

また、消化器内科の医師も年内中に確保するという目標や、

来年中には常勤医師の人数を現在の15人から20人以上にしたい考えを示した。

 また、2次救急の輪番制について、開業医からの紹介患者は地域の2次救急担当施設として、輪番に関係なく対応すると話す一方、枠組みについては「3病院いずれも十分な人員が確保できていないため、見直していく必要がある」との見方を示した。

 参加者との意見交換では、医師と同様に不足する看護師の確保についての質問に対し、三木院長は「リタイアした看護師を対象にしたセミナーを開いたところ、3人の応募があった。また今夏には、医療の仕事を紹介する中高生向けの企画を進めている。将来の人材として時間は掛かるが、こうした取り組みを続けたい」と答えた。

http://www.iga-younet.co.jp/news1/2011/06/post-1114.html

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引用ここまで




救急歩合制、
医師給与増額、
医師保護条例、
「がん免疫栄養療法」の専門センター・・・

院長の専門性や、外科が充実していることを生かし、

癌治療に特化して、癌患者、癌専門医にとって

魅力的な病院を作ろうという方向性で進んでいるのかと思いきや、

あれもこれもと欲張りすぎてグダグダになっているように見えます。



【三木誓雄院長の略歴】

1984. 6 三重大学第2外科研修医 
1985.7 桑名市民病院外科医員
1990. 7 四日市社会保険病院外科医員 
1992. 4 三重大学第2外科助手
1992. Registrar,英国クイーンエリザベス病院 
1998.4 三重大学講師 
1999.4 同助教授

専門分野
消化器外科 外科侵襲学


消化器外科、外科腫瘍学については、
少なくとも三重においては権威的な優秀なDrだったと存じます。


しかしながら、
地域医療、医療再生、病院マネジメントの分野では
はっきりいってド素人なのではないでしょうか?


救急とプライマリケアは、全くやらないとまでは行かなくても、思い切った妥協が必要

当ブログでも以前に方向性を提案させていただきましたが、
まあ、ご覧にはなってないでしょうね(● ´艸`)

>もっと市民の人に使ってもらえるようにしたい。
>それが医師や看護師の士気向上につながる。


これは人材が余って暇でしょうがない病院の管理者が言うセリフでしょう。
上野総合市民病院はみんな暇なんでしょうか?

常勤医が増えて、外来診療に余裕が出来てから言うならわかりますが、
この状況では医師・看護師の心が折れるだけではないでしょうか?


>週2、3回、心臓カテーテル治療で豊富な経験がある医師らが派遣される

まさか、この病院で心臓カテーテルをやるわけではないでしょうから、
循環器の出張医がたまたま心臓カテーテルの専門家だった位に思ってます。
風俗経験の豊富な女の子がキャバクラに週3回出勤したからといって、
いきなりキャバクラのサービスがハードになったりしないのと同じです。


>消化器内科の医師も年内中に確保

消化器外科に特化した専門病院を作る上でも必須ではありますが、
良くて内視鏡だけやりに来る出張医が来る位でしょうね。


>常勤医師の人数を現在の15人から20人以上にしたい

地域枠出身のモチベーションの上がらない、
借金のカタに連れてこられたDr・・・
又は
金目当ての地域医療ゴロDr俺みたいなw
又は
普通の病院で評判の悪い医局の問題児Dr

良くてこんなのしか来ないでしょう( ´艸`)
いや、こんなのすら来るかどうか怪しい( ´艸`)






いろんな所からいろんな事を言われて、
その要求に応えようとするが全て中途半端になり、
その結果あやふやなコンセプトのグダグダの車しか出来なかった、
ルノーと提携前のダメな日産を思い出すわw
2011年06月20日(月)

魑魅魍魎が蠢く僻地医療の世界。別海、別世界。

テーマ:医療政策

別海病院の元常勤医夫妻、「不当解雇」と町を提訴

(06/15 12:30)

 【釧路】町立別海病院(根室管内別海町)の常勤医だった男性内科医師(48)と女性小児科医師(40)夫妻=埼玉県在住=が、同病院を6カ月で解雇されたのは不当だとして、同町に解雇取り消しと復職を求める訴えを釧路地裁に起こした。

 提訴は5月27日付。訴状や原告の代理人によると、夫妻は昨年11月、関東地方の病院から町立別海病院に請われて移ったが3月下旬、5月以降は正式採用しないとする通告書を渡された。

その上で沼猛町長から

《1》医療スタッフの信頼が得られず、地域医療の現場に動揺や混乱をきたす恐れがある

《2》患者に自己の治療方針を強要し医師としての適性に欠ける-などと口頭で通告されたとしている。

 原告代理人は「採用が長期間の勤務を前提とし、指摘されるような事実もなく、書面での回答を求めたが得られなかった。不当解雇だ」としている。

 同町の磯田俊夫副町長は「6カ月間、医師としての勤務状況を見て判断した。対応に間違いはなかったと確信している」としている。<北海道新聞6月15日朝刊掲載>

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/299257.html



別海町を提訴/医師2人
  違法に免職処分を受けたとして、町立別海病院に夫婦で勤務していた医師2人が、別海町長を相手取り処分の取り消しを求める訴えを釧路地裁に起こしたことが14日、分かった。訴状によると、2人は昨年11月1日同町に採用され同病院で勤務していたが、今年3月29日、
病院長や看護スタッフに長時間、威圧的言動を繰り返し、精神的苦痛やストレスを与えているなどの理由で4月30日で採用を終了すると同町長から通告を受けた。しかし、診療内容で問題を指摘されたことはなく、免職理由も主観的評価のみで具体的事実の指摘がなく処分は違法、として免職処分の取り消しを求めている。  

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引用ここまで


別海町立病院・・・

去年も医師2名が半年持たずに辞めてます。





今度はクビですか。




院長、あるいは病院の体制があまりにもひどかったのか、

記事の通りこの2人の医師がひどかったのか・・・



年収は 2500~3000万と勤務医としてはトップクラス。

町は米軍やら自衛隊やらの補助金で潤っているらしい。




札束で医師を釣り、気に入らなかったら追い出す・・・

病院長、あるいは町長はそう考えているのでしょうか?


それが別海町の医療戦略なのだろうか?



それとも、とんでもない医師に対する苦渋の決断だったのだろうか?




外界から隔絶され、人の動きも無い僻地では、

時に想像を絶する世界が待ち受けている事ある。


僻地医療に興味があり、

別海での勤務も考えていた医師にとっては、

このニュースは警戒感を抱かせるに充分だろう。



2ch,m3を一通り見たが、残念ながら今のところ真実は明らかではない。



僻地医療を志す医師は、

「僻地」をひと括りにせず、

立地や、病院や街の規模、給料はもちろんのこと、

住民の民度、産業構造、院長の性格、

これまでの病院の歴史、役場の体質、etc

これらを個別に総合的に判断しながら

「より良い僻地」を探さなければならない。

選択を間違えると、一生を棒に振りかねない。

うまく選択できれば、一生勤めることもできるかもしれない。
キャバクラ」とひと括りにせず、
店の規模、格調、黒服、
キャストの性格、家庭環境、人生を
個別に総合的に判断しながら
より良い嬢を見つけなければならないのと同じかも。
僻地の病院と言うのは、当たり外れが大きいのだ。

「外れ」に当たってしまった場合は、

速やかな退職が第一選択である。

「外れ」を引かないよう、充分な情報収集が必要である。




2011年06月13日(月)

夢の医療のしわ寄せ

テーマ:医療政策

集約はしわ寄せを生む/県地域医療再生計画


 地域医療の医師確保の先行きは、不透明なままだ。

 その中で、県の「青森地域保健医療圏地域医療再生計画」が進んでいる。2013年度までに赤ちゃんの命を救う周産期医療の充実と障害児医療の再編をセットで行う。

 この地域医療再生計画とは、医療集約の計画だ。

医療集約とは、医療の充実としわ寄せが背中合わせの施策といっていい。

地域医療の再生とは、しわ寄せの上にしか成り立たないのだろうか。

 地域医療再生計画は周産期医療を充実・強化する。「赤ちゃん死亡率に関する指標が全国最下位レベル」からの脱却は、本県にとって長年の課題だ。
 地域医療再生計画に沿って、5月、県立中央病院総合周産期母子医療センターの新生児集中治療管理部(NICU)が3床増床され、12床体制になった。今後、15床まで増やすことになっている。
 本県周産期医療の要である同センターは、リスクの高い妊婦、新生児に対応する施設だ。しかし、搬送数増加に伴い、受け入れ能力を超える綱渡りの状態にあった。満床と医師不足の中、医師の献身的な働きによって、辛うじて運営を維持してきた。地域医療再生計画による増床で、関係者は「緊急搬送を受け入れられないなどの切迫した事態は回避できる」とみる。
 一方、障害児医療はどうか。今回の再編によって、大きく変わる。県立医療療育センターは、施設転換を余儀なくされた。
 県立医療療育センターの施設転換は、「NICUを出た子どもを受け入れる場所を確保する」という一連の流れの中にある。
 NICUを出た子どもたちの中には、障害が残る子どもたちがいる。受け入れてくれる重症心身障害児医療の連携病院を整備することが必要だ。連携病院として国立病院機構青森病院を増床整備する。しかし、本県の障害児医療は医師不足、ベッド数不足の状態にある。ゆえに、国立病院機構青森病院の整備とともに、重症心身障害児医療の集約を進める、という。
 県立医療療育センターは児童福祉法上の機関であると同時に、医療法に規定されている病院だが、この一連の構想の中で、医療型ではない、福祉型へと転換することになる。
 「医療型から福祉型になれば、福祉が充実する」と県側は説明する。
 だが、財源不足を理由に、福祉サービスの縮小案が常に浮上しているこの国の福祉の現実を見れば、果たして言葉通りになるのかどうか。
 県は「赤ちゃん死亡率に関する指標」の改善のために力を注ぐ。一方で、障害児医療はしわ寄せを受け、福祉型転換の名の下に、いわば医療外しの懸念を生んでいる。

 現状の周産期医療、障害児医療にとって、

何よりも必要なことは、医師を確保するということだ。
医師の安定的、継続的確保なくして、地域医療に真の再生はあり得ない。
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2011/sha20110607.html

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引用ここまで




しわ‐よせ【皺寄せ】   [名](スル)


1 あることの結果生じた無理や矛盾を、
 他の部分に押しつけること。
 また、その押しつけられた無理や矛盾。
 「低所得者層に―する」

2 縮み織りで、しわを寄せて織ること。


良い医療、理想の医療、夢の医療を追い求めて、
そのしわ寄せは医師に来るということですね。






2011年06月04日(土)

迅速性と透明性で医療事故は予防できない

テーマ:医療政策

医療死亡事故「迅速に公表」、黒岩知事が見直し表明/神奈川


2011年6月1日

 昨年4月に県立病院で発生した医療死亡事故の公表が今年5月下旬になったことについて、黒岩祐治知事は1日の会見で、「1年も前のことで納得できない。できるだけ早く発表できる体制を整える」と、公表の在り方を見直す考えを示した。

 県などは、県立9病院で2010年度中に発生した医療事故の件数や事例を5月30日に発表した。死亡事故が1件あったが、「公表しないでほしい」という家族からの強い要望があり、県の基準に沿って一括公表の時期まで発表しなかった。

 黒岩知事は「事実を深くは存じ上げていない」と前置きした上で、
「迅速性と透明性が再発防止に向けて一番大事」と説明。医療事故に限らず、県政全般の案件についても、スピード重視で積極的に公表していく姿勢を強調した。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1106010048/
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引用ここまで


× 「迅速性と透明性が再発防止に向けて一番大事」

○ 「迅速性と透明性が県の再発防止アピールにとって、一番大事」

だろ?

再発防止ってのは、事故が起こる前に何をやるか。

迅速性と透明性は、事故が起こった後の対応。


現場を知らないからなのか、自分の県政のアピールの事しか頭に無いからなのか知らんが、

時系列が滅茶苦茶だ。


県的には、

事故を起こさないことよりも、

「事故防止に取り組んでいます!!」というアピールの方が大事だからな。



この死亡事故というのはこれだ↓
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引用ここから

県立病院:昨年度、医療事故834件 前年より66件増 /神奈川

(前略) 

 発表によると、事故により死亡した事例は1件。昨年春、循環器呼吸器病センター(横浜市金沢区)に入院していた高齢患者がベッドから転倒し、頭を打って死亡した。県では「過失はなかった」としており、同病院はカルテを参考に転倒・転落リスクの把握に努めるほか、ベッド周辺の危険について説明を徹底するなど再発防止策を立てているという。(以下略)

http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110531ddlk14040252000c.html

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引用ここまで


やっぱり

再発防止策は「ぐるぐる巻き」に限るわ



戦闘医師  ~医療のスキマに火を放て!~

 

2011年05月28日(土)

看護師も派遣切り?

テーマ:医療政策

徳大病院 看護師任期を撤廃

徳島大病院(徳島市)は26日、看護師の確保と看護サービスの向上のため、これまで常勤看護師に設けていた任期を来年度から撤廃すると発表した。

 同病院では改正医療法に基づいて2007年度から、患者7人に対して看護師1人の割合にする7対1看護体制を導入し、看護師を増員。

ただ、人件費に充てる病院の収入が不安定なため、経営悪化した場合は削減できるよう、

常勤看護師に対して5年任期とし、年度ごとに更新してきた。

 しかし、看護師から「身分が不安定だ」などと反対する声があったほか、全国的な看護師不足もあり、優秀な看護師を安定的に確保するため、任期撤廃を決めた。来年度の採用から実施。現在5年の任期で働いている常勤看護師約240人も、同じく来春から任期を設けない。

 同病院は「これをきっかけに病院関係者がいっそう協力し合い、さらに高度で成熟した医療を提供できるよう努めたい」としている。

2011年5月27日 読売新聞)
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引用ここまで。



・・・。


「常勤」の意味ないし。

現代日本に看護師をこんな待遇で雇っている所があるとは・・・。

組合が余程弱かったんでしょうか?

医者にとっては意外と働きやすかったりして。






いや、ここはひとつ、

「外国人看護師特区」みたいのを作って、

日本の免許が無くても徳島ではOK!

という制度を作ってはどうだろう?


収入が悪化したら外人から首を切るという・・・

2011年05月20日(金)

癒着の温床

テーマ:医療政策

医師派遣調整 広島に新機構


 医療機関への医師派遣の調整業務を担う財団法人の広島県地域保健医療推進機構が7月、発足する。

県と市町、広島大、県医師会が共同運営し、中山間地域などでの慢性的な医師不足の解消を目指す。

厚生労働省によると、官民で構成する組織による医師の派遣調整は、全国でも先進的な取り組みという。

 医師派遣は、市町や医療機関の要望を受け、推進機構内に設ける会議が派遣先や人数を決定する。

 派遣するのは、県奨学金を受けた医師や広島大、岡山大両医学部の地元優先枠の卒業生、自治医科大の卒業生。県内勤務の義務が課せられる期間は推進機構が人事権を持つ。県によると、派遣可能な医師数は2024年度にピークの約170人となる見通しだ。

 医師確保の業務も強化する。県は10年度、職員3人で担当していたが、推進機構では7人を充てる。県内の勤務に関心を持つ県外の医師の問い合わせに迅速に対応する。さらに、結婚などで仕事を離れた女性医師や定年退職した医師が勤務できる環境整備を進めたり、キャリアアップを支援したりする。


http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201105120192

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引用ここまで


よくある「マグロ漁船方式」でありますが、


県、市町村、大学、医師会が共同運営は珍しいらしいです。


おそらく彼らにとって医師とは、「確保すべき利権」であり、

その派遣先や人数を決めるということは、

つまり「利益誘導」を握っているという事になります。


今までは「賄賂」とされていた事も、

広島県地域保健医療推進機構内の会計処理で済んでしまいそうです。



そんなブラックな世界が嫌な人は、さっさと地域枠から抜け出し、自ら地域医療を開拓すべきですが。

2011年03月14日(月)

まさに政治力の勝利

テーマ:医療政策

(地震前の予約投稿)

東近江・滋賀病院、医師増加で大幅に改善


 東近江市は9日、中核病院として整備を進める国立病院機構滋賀病院(同市五智町)の医師不足について、新たに4月1日付で医師10人が着任するなど2011年度中に現状の15人から26人に増加して大きく改善することを明らかにした。協定を結ぶ滋賀医科大(大津市)からの派遣で、休診中の診療科の再開などに充てられる。

 定例会の代表質問で明らかにした。医師が増えることにより、滋賀病院は4月から、休診中の婦人科を再開させ、救急を担当する救急科を新設、非常勤医師で対応していた呼吸器内科を常勤医師が担当する。11年度中には整形外科なども常勤医師が派遣される。

 医師不足による公立病院の再編に伴い、市や滋賀病院、滋賀医科大などが結んだ協定の一環で医師が派遣される。滋賀病院によると、中核病院として開院する2013年4月までに、医師は40人程度まで増える見込みという。

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110309000123

引用ここまで

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今時、この規模の増員は極めて異例です。


一体どんな裏技を使ったのかわかりませんが、


強力な政治力あってのことでしょう。


しかし、これに甘んじていると26人から漸減してしまいます。


国立病院機構滋賀病院の今後の経過に注目します。

2011年03月11日(金)

出資者(経団連)は無理難題をおっしゃる

テーマ:医療政策

 勤務医の負担軽減と患者の受診抑制


「たくさん医師がいないとできない」「アクセスを制限しなきゃいけない」─。勤務医の負担を軽減しようとすると、患者の受診抑制という壁にぶち当たる。(新井裕充)


 来年4月の診療報酬改定に向け、厚労省は3月2日の中医協で「病院医療従事者の負担軽減について」と題する資料を示した。

 その中で、医師の長時間勤務への対応策である「交替制勤務」を導入している3病院を挙げ、「当直明け勤務免除や交替制勤務への評価についてどのように考えるか」と問題提起した。

 厚労省が「評価」という言葉を使う場合、新たな診療報酬を設定したり現行の点数を上げたりするケースが多い。つまり、「交替制勤務」を導入できるほど医師数が充実している病院を来年度の診療報酬改定で優遇する方針が見え隠れする。大病院を中心とする連携体制をつくりたいのだろうか。

 厚労省案に対し、診療側の鈴木邦彦委員(日本医師会常任理事)は、「こういう病院はどれぐらいあるのか」と疑問を呈した。
 「1つの科にたくさん医師がいないとできないので(導入できる病院が)限られるのではないか。こういうものに対して(診療報酬を引き上げる)『評価』という話も次に出てくるが、その場合、極めて限られた所の評価で終わってしまうのではないか」

 その一方で軽症患者の存在を挙げ、「時間外に(症状の)軽い方が気軽に来られるようなことがあると非常に負担になる」と述べた。

 嘉山孝正委員(国立がん研究センター理事長)も同様に、「こんな病院、日本にあるわけないじゃないか」と一喝、「交替制勤務」を導入した場合に患者の受診に影響が及ぶことを懸念した。

 「半分しか医師がいなくなる。昼間いないからアクセスをどうしても制限しなきゃいけなくなる。今のフリーアクセス制の中でこれを提案された場合、そこまで覚悟されているのか」

 嘉山委員はまた、都会と地方で患者との信頼関係が異なることを指摘。

「時間をすごく掛けて話す。日曜日に家族が『手術のお話を聴きたい』と言うと1時間、1時間半と、それが都会の若い医師を非常に苦しめている」と述べた。

 これら診療側の主張に対し、

支払側の北村光一委員(経団連)は

「我々も若いころは随分、鍛えられたり、長時間勤務とか上司からされた。そういう意味ではやはり医療業界も同じ」と反論。

「(診療側委員の)皆様、部下の面倒というのは大変でしょうが、ぜひご指導いただいて、素晴らしい先生に育つようにお願いしたい」と、いつものように医療機関側の経営努力を求めた。


 嘉山委員は不機嫌そうな表情で「国民も一緒にやってください」と返した。前回改定時と同じように、「医療者VS患者」という対立構造のまま、今後も同様の議論が繰り返されるのだろうか。

http://lohasmedical.jp/news/2011/03/03091423.php

引用ここまで

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出資者(経団連)は無理難題をおっしゃる

北村光一委員(経団連)、

さすが、搾取する側は医師から労働力を搾り取る考えのようです。


結局、遅かれ早かれこんな「医師奴隷論」が広がって、医療を押しつぶすのだ。

ならば医師は自分の手で自分の身を守ってモンスター患者から過重労働から逃散しなければならん。

経団連!これが医療崩壊だとなぜわからん!!


「そんな経団連、修正してやる!パンチ!


Zガンダムネタで失礼しましたハロ(黄緑)

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