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【プロ野球】

菊池 土産はオージー・カーブ 豪州リーグから帰国

2011年12月24日 紙面から

 オーストラリアのウインターリーグに参加していた西武・菊池雄星投手(20)が23日、帰国した。初の海外武者修行を終えた左腕は「三振を取れるカーブを覚えました。来年につながる」と、成果を強調。オーストラリア産の“オージー・カーブ”を武器に(1)開幕ローテーション入り(2)地元・盛岡で開催される球宴への初出場を来季3年目の目標に掲げた。

 日焼けした顔が充実感に満たされていた。埼玉・所沢の若獅子寮に戻った菊池は「自信を持ってカーブを投げられるようになった。緩急もついて確実にストライクも取れる。三振も増えました」と収穫を口にした。

 オーストラリアでは計5試合に先発して1勝2敗、防御率4・38。しかし、数字以上の手応えを感じ取ったようだ。「縦の変化球があれば」と、チェンジアップ習得を目標にオーストラリア入りしたが、自分自身の手土産として持ち帰ってきたのはカーブだった。

 直球とスライダーが菊池の投球スタイル。カーブは中学時代に投げたことがあるが、高校とプロでは「ほとんど投げていない」。そのカーブを豪州で覚えた。投球に、より緩急をつけるためだった。3試合以降の先発では計15イニングで17奪三振。決め球にも使えたことで、有用性を強く実感できた。「これは使える」と同行した潮崎編成担当も評価したという。

 「来年は最初から先発で投げたい」。東日本大震災に見舞われた地元の盛岡で来季は球宴第3戦も開催される。「その盛岡で僕が投げる姿も見せたい」。飛躍を期す3年目を見据えた。 (梶原昌弥)

 

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