2010-01-02
なぜ私は和の精神を求めているのか?
テーマ:White Room(Idea)
サンデー毎日な私はお正月も普段と変わらない生活をしています
なので公園を一周した後にヨーガやってたんですが
昨日の東京の空気はとてもまろやかで呼吸法やってると
いくらでも吸い込める感じで普段とは全く違いました
大晦日の強風が大気中の浮遊物を一掃してくれて
元旦なので車や工場から新たな汚染物質が排出されず
あの清々しい大気になったんだと思います
元旦の空気が澄んでいるのを差し引いても明らかに違いがありました
今日は人間の活動について東大名誉教授・松井孝典先生の
「宇宙人としての生き方―アストロバイオロジーへの招待」から
21世紀に生きている私達にとって重要な部分を引用させて頂きます。
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■欲望の解放と人口増加
人間圏へのエネルギーや物質の流入量が増えれば
我々は欲望を解放しても生きられるようになります。
例えば以前は共同体が所有していたものでも
個人が所有できるようになります。
現代はあらゆるものを個人が所有している時代です。
そういうことが可能になったのは
人間圏へのエネルギーや物質の流入量が多くなったからです。
その結果として急速な人口増加という問題も起ります。
人間圏に流入する物質・エネルギーをいくらでも増やせるので
人間圏が拡大してもそれを維持でき
いくらでも人口は増えていくわけです。
流入量が一定ではこのようなことは起こり得ません。
これが現在の人間圏です。
20世紀に起った人間圏の拡大の異常さを
人口増加を例にして考えてみましょう。
20世紀の増え方の割合で人口が増えていくとすると
人間圏の重さが地球の重さに等しくなるのに何年かかるでしょうか?
人間圏の重さとは人口に一人の人間の平均の体重ををかけたものと考えることにします。
20世紀の人口増加の割合は100年で約4倍です。
100年で4倍になるということは単純に考えれば50年で倍になる。
体重×人口がトータルの重さですから人口が50年で倍になったときに
それが地球の重さに等しくなるまで何年かかるかを複利計算で解けばよいわけです。
このような計算をすると
二千数百年で人の重さが地球の重さに等しくなることがわかります。
20世紀の人間圏というのはそういう異常な時代だったわけです。
つまり地球システムの中で無制限に人間圏が拡大できるという境界条件のもとでしか
20世紀のような拡大はありえなかったのです。
このようなことは21世紀には起こりえません。
我々がこれからの人間圏をどうするのか
あるいはどうしたいのかを早急に決断しないと
このままでは地球システムから負のフィードバックが強制的にかかり
人間圏は縮小せざるを得なくなるでしょう。
人間圏が強制的に縮小していくということは
今までのようなエネルギーや物質の流入がなくなることで
人間圏の内部における物質・エネルギーの分配の問題は非常に深刻になります。
それにともなって人間圏の内部に大変な混乱が起ることが予想されます。
人間圏が20世紀的発想で運営されれば、21世紀はいずれこのような状態に陥るのです。
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■自然という古文書
宇宙、銀河系、太陽系、地球のすべてに始まりがあり
その歴史的過程を経てつくられた今の姿を見て我々は自然と呼んでいます。
しかし現在の自然は、宇宙の始まりの瞬間から存在していたのではありません。
宇宙の誕生から150億年たったあとの、地球上
あるいはそこから見える世界を自然といっているわけです。
現在我々が観察する自然とは、宇宙の誕生から現在までの間に
この宇宙でつくられた物質の蓄積した結果といえるのです。
つまり、自然とは、ビッグバン以来の物質進化の歴史的産物ということになります。
自然とは何かを解明することが自然科学の目的ですが
そうだとすると自然を知るということはまさに
ビッグバン以来の宇宙の歴史を知るということになるわけです。
今までに解読された知の体系
つまり歴史を知らないと、我々はこれからどこへ行くのかは議論できません。
歴史を知らなければ未来は語れないのですから。
もちろん普通に使われている歴史という言葉は、我々のような知的生命体
すなわち現生人類の歴史、文明の歴史という程度の意味です。
それは1万年くらいの歴史にすぎません。
生物学的な意味での原生人類の歴史をたどっても十数万年です。
ヒトの歴史としては700万年、多細胞生物として10億年弱
真核生物として20数億年、地球生命としては38億年
宇宙という意味で生命を考えれば150億年におよぶわけです。
我々は何かということを、宇宙から見える存在として考えると
この宇宙の歴史、地球の歴史、生命の歴史を解読した知の体系が
どんなものか知らないと、未来は語れないのです。
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■言語から共同幻想へ
第4章で、我々が人間圏をつくったことには
生物学的な理由もあることを述べました。
その一つとして、現生人類が脳の回路の接続のしかたを変えたことを紹介しました。
それまでのヒトと、現生人類との違いは、脳の容量にあるのではなく
脳の神経細胞の接続のしかたが変ったことにあるという考え方です。
具体的には現生人類に至って言語が明瞭に話せるようになり
コミュニケーションの能力が飛躍的に増大し
自分の目の前で起っていないことでも
相手に伝えることができるようになったということです。
それが大脳皮質におけるそのような回路の接続状態を変え
それに伴って抽象思考ができるようになり
「共同幻想」を抱いて生きるようになったといえます。
この共同幻想を抱ける、あるいは脳のなかに外部世界を投影した内部モデルを
構築するといってもよいですが、そのことが
人間圏の成立にとって重要な条件の一つだったのです。
共同幻想を抱けるがゆえに
過去の歴史に学ぶという唯物論的な見方とはまったく違った意味で
人間とはかくあるべきであるというさまざまな共同幻想がつくり出されてきたのです。
それが人間の内部にさまざまな共同体をつくり出し、その結果人間圏は分化し
その内部システムはシステムとしてタフなものに変化してきたといえるのです。
我々は共同幻想を抱けるがゆえに人間圏をつくり
人間圏を運営してきたわけですが
その共同幻想が逆に人間を規定するようになっているともいえます。
共同幻想の最たるものは右肩上がりという考え方です。
過去100年、あるいは1万年の歴史を見ても
人間圏は一貫して拡大してきています。
右肩上がりに推移するという共同幻想が実現し
それがゆえにそこから脱却でみなくなっています。
人間とは共同幻想を抱いて生きる動物です。
その共同幻想をもって「人間とは何か」ということを考えているがゆえに
人間圏をつくって生きる知的生命体とはまったく違った意味で
「人間」という知的生命を定義して議論がされてきました。
例えば20世紀に確立された人権や民主主義、市場経済などをもとに
21世紀が語られるのが普通です。
誰もそのことを疑いません、本当にこれでいいのでしょうか。
20世紀に確立した概念や制度は
宇宙から俯瞰して見れば地球システムのなかで人間圏が
無制限に拡大可能(にみえたにすぎないが)という
特殊な境界条件下でのみ成立したものです。
この20世紀の境界条件下でのみ成立する人間圏の内部システムと
そのような状態での人間のあり方が
人間という概念を規定してよいものかということを
本当はもう一回考え直さなければいけないはずです。
地球システムのなかで、人間圏の置かれている境界条件が変ったとすると
20世紀の議論をそのまま延長することはできないはずなのに
人間中心主義の考え方ではなかなかそういう発想にならない。
それが人間圏にとって本当は深刻な問題なのです。
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■リアルワールドとサイバーワールド
人間圏がここまで大きくなると、時間変化を速めるといっても
このままずっと速めていくということはできません。
我々が右肩上がりという共同幻想を維持したいとしても
地球上で実際に物質、エネルギーの流れを速くするという意味では
それは達成できなくなりつつあります。
それを情報という仮想的な世界、地球というリアルワールドではなくて
情報社会というサイバーワールドをつくって
その中の時間を速めることによって
サイバーな豊かさを追求しようとしているのが
現代の人間圏のもう一つの特徴だと私は考えています。
最もわかりやすいのは各国の貨幣を売買する国際金融です。
実は貨幣も我々が抱く共同幻想の一つです。
貨幣は物と物との交換のために導入された概念的なものです。
交換可能という幻想の上に成立しているだけで
物との交換ができなければ価値がありません。
国際金融などは、貨幣という共同幻想を売買しているといえます。
その総額が貿易のような
物の移動に伴う額の100倍ちかくになっているのが現状です。
このように共同幻想から成るがゆえに
サイバーワールドは飛躍的に拡大していけますが
リアルワールドはもう拡大できません。
この対比もまた現代社会の特徴を端的に表わしていると思います。
これまでの右肩上がりが継続し
時間変化もいくらでも速められるという幻想を
あたかも現実であるかのように見せる世界だけが
発達しているのが現在の人間圏です。
そのサイバーワールドに
右肩上がりという共同幻想を押しつけて
あたかも未来も豊かになっていくかのような幻想の中で生きているのが
現在の我々とも言えるのです。
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■和の文化への回帰
日本ではほとんど報道されていないクライメートゲートですが
地球温暖化が排出権ビジネス目的のエコエコ詐欺であろうとなかろうと
人間圏の無制限な拡大が環境に負荷を与えているのは間違いなく
地球が有限である以上時間の問題で臨界点を迎える事になります
そこで松井先生は有限な地球から無限な宇宙へのフロンティアを提唱されています
私は保守的な人間なので宇宙より地球の方が居心地がいいと思います
西洋文明はGO WEST!のかけ声で大西洋を渡りアメリカを発見しwww
太平洋を越えて日本を通り過ぎ今や中国にたどり着きました
地球を1周してもうこれ以上開発する場所はなくなってきたのが現状です
だからこそ風土に根ざした伝統的な生活を取り戻す必要があると考えています
便利で快適な現代に慣れ切った私達ですが昔の人たちの様な質素な生活に
戻らなければいずれこの文明社会は立ち行かなくなるのは間違いありません
そこで宗教や哲学まで含めた和の文化への回帰を目指すのが
最良の生き方であると私は信じています。
■幼児の「オレ様」的態度と成熟した大人の多様性
そして、やがて「自分にとっては不快であるが
同時的に存在する多くの人々に安定的に高い快をもたらすもの」や
「自分が死んだあとに未来の人々に安定的に高い快をもたらすもの」を
「自分の快」に算入できるようになる。
それが「だいぶ大人になった」ということである。
■Check It, Spread It(go)
アフィのあとにもあるからね~
宇宙人としての生き方―アストロバイオロジーへの招待― (岩波新書)/松井 孝典
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¥777 Amazon.co.jp
地球大紀行 DVD EARTH BOX/出演者不明
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¥29,610 Amazon.co.jp
このNHKで制作された地球大紀行は必見です
これは見ておかないと絶対ダメだと思います
今自分がどうしてここにいるのか?
それを理解せずにアイデンティティなど持ちようがありません
なので公園を一周した後にヨーガやってたんですが
昨日の東京の空気はとてもまろやかで呼吸法やってると
いくらでも吸い込める感じで普段とは全く違いました
大晦日の強風が大気中の浮遊物を一掃してくれて
元旦なので車や工場から新たな汚染物質が排出されず
あの清々しい大気になったんだと思います
元旦の空気が澄んでいるのを差し引いても明らかに違いがありました
今日は人間の活動について東大名誉教授・松井孝典先生の
「宇宙人としての生き方―アストロバイオロジーへの招待」から
21世紀に生きている私達にとって重要な部分を引用させて頂きます。
■欲望の解放と人口増加
人間圏へのエネルギーや物質の流入量が増えれば
我々は欲望を解放しても生きられるようになります。
例えば以前は共同体が所有していたものでも
個人が所有できるようになります。
現代はあらゆるものを個人が所有している時代です。
そういうことが可能になったのは
人間圏へのエネルギーや物質の流入量が多くなったからです。
その結果として急速な人口増加という問題も起ります。
人間圏に流入する物質・エネルギーをいくらでも増やせるので
人間圏が拡大してもそれを維持でき
いくらでも人口は増えていくわけです。
流入量が一定ではこのようなことは起こり得ません。
これが現在の人間圏です。
20世紀に起った人間圏の拡大の異常さを
人口増加を例にして考えてみましょう。
20世紀の増え方の割合で人口が増えていくとすると
人間圏の重さが地球の重さに等しくなるのに何年かかるでしょうか?
人間圏の重さとは人口に一人の人間の平均の体重ををかけたものと考えることにします。
20世紀の人口増加の割合は100年で約4倍です。
100年で4倍になるということは単純に考えれば50年で倍になる。
体重×人口がトータルの重さですから人口が50年で倍になったときに
それが地球の重さに等しくなるまで何年かかるかを複利計算で解けばよいわけです。
このような計算をすると
二千数百年で人の重さが地球の重さに等しくなることがわかります。
20世紀の人間圏というのはそういう異常な時代だったわけです。
つまり地球システムの中で無制限に人間圏が拡大できるという境界条件のもとでしか
20世紀のような拡大はありえなかったのです。
このようなことは21世紀には起こりえません。
我々がこれからの人間圏をどうするのか
あるいはどうしたいのかを早急に決断しないと
このままでは地球システムから負のフィードバックが強制的にかかり
人間圏は縮小せざるを得なくなるでしょう。
人間圏が強制的に縮小していくということは
今までのようなエネルギーや物質の流入がなくなることで
人間圏の内部における物質・エネルギーの分配の問題は非常に深刻になります。
それにともなって人間圏の内部に大変な混乱が起ることが予想されます。
人間圏が20世紀的発想で運営されれば、21世紀はいずれこのような状態に陥るのです。
■自然という古文書
宇宙、銀河系、太陽系、地球のすべてに始まりがあり
その歴史的過程を経てつくられた今の姿を見て我々は自然と呼んでいます。
しかし現在の自然は、宇宙の始まりの瞬間から存在していたのではありません。
宇宙の誕生から150億年たったあとの、地球上
あるいはそこから見える世界を自然といっているわけです。
現在我々が観察する自然とは、宇宙の誕生から現在までの間に
この宇宙でつくられた物質の蓄積した結果といえるのです。
つまり、自然とは、ビッグバン以来の物質進化の歴史的産物ということになります。
自然とは何かを解明することが自然科学の目的ですが
そうだとすると自然を知るということはまさに
ビッグバン以来の宇宙の歴史を知るということになるわけです。
今までに解読された知の体系
つまり歴史を知らないと、我々はこれからどこへ行くのかは議論できません。
歴史を知らなければ未来は語れないのですから。
もちろん普通に使われている歴史という言葉は、我々のような知的生命体
すなわち現生人類の歴史、文明の歴史という程度の意味です。
それは1万年くらいの歴史にすぎません。
生物学的な意味での原生人類の歴史をたどっても十数万年です。
ヒトの歴史としては700万年、多細胞生物として10億年弱
真核生物として20数億年、地球生命としては38億年
宇宙という意味で生命を考えれば150億年におよぶわけです。
我々は何かということを、宇宙から見える存在として考えると
この宇宙の歴史、地球の歴史、生命の歴史を解読した知の体系が
どんなものか知らないと、未来は語れないのです。
■言語から共同幻想へ
第4章で、我々が人間圏をつくったことには
生物学的な理由もあることを述べました。
その一つとして、現生人類が脳の回路の接続のしかたを変えたことを紹介しました。
それまでのヒトと、現生人類との違いは、脳の容量にあるのではなく
脳の神経細胞の接続のしかたが変ったことにあるという考え方です。
具体的には現生人類に至って言語が明瞭に話せるようになり
コミュニケーションの能力が飛躍的に増大し
自分の目の前で起っていないことでも
相手に伝えることができるようになったということです。
それが大脳皮質におけるそのような回路の接続状態を変え
それに伴って抽象思考ができるようになり
「共同幻想」を抱いて生きるようになったといえます。
この共同幻想を抱ける、あるいは脳のなかに外部世界を投影した内部モデルを
構築するといってもよいですが、そのことが
人間圏の成立にとって重要な条件の一つだったのです。
共同幻想を抱けるがゆえに
過去の歴史に学ぶという唯物論的な見方とはまったく違った意味で
人間とはかくあるべきであるというさまざまな共同幻想がつくり出されてきたのです。
それが人間の内部にさまざまな共同体をつくり出し、その結果人間圏は分化し
その内部システムはシステムとしてタフなものに変化してきたといえるのです。
我々は共同幻想を抱けるがゆえに人間圏をつくり
人間圏を運営してきたわけですが
その共同幻想が逆に人間を規定するようになっているともいえます。
共同幻想の最たるものは右肩上がりという考え方です。
過去100年、あるいは1万年の歴史を見ても
人間圏は一貫して拡大してきています。
右肩上がりに推移するという共同幻想が実現し
それがゆえにそこから脱却でみなくなっています。
人間とは共同幻想を抱いて生きる動物です。
その共同幻想をもって「人間とは何か」ということを考えているがゆえに
人間圏をつくって生きる知的生命体とはまったく違った意味で
「人間」という知的生命を定義して議論がされてきました。
例えば20世紀に確立された人権や民主主義、市場経済などをもとに
21世紀が語られるのが普通です。
誰もそのことを疑いません、本当にこれでいいのでしょうか。
20世紀に確立した概念や制度は
宇宙から俯瞰して見れば地球システムのなかで人間圏が
無制限に拡大可能(にみえたにすぎないが)という
特殊な境界条件下でのみ成立したものです。
この20世紀の境界条件下でのみ成立する人間圏の内部システムと
そのような状態での人間のあり方が
人間という概念を規定してよいものかということを
本当はもう一回考え直さなければいけないはずです。
地球システムのなかで、人間圏の置かれている境界条件が変ったとすると
20世紀の議論をそのまま延長することはできないはずなのに
人間中心主義の考え方ではなかなかそういう発想にならない。
それが人間圏にとって本当は深刻な問題なのです。
■リアルワールドとサイバーワールド
人間圏がここまで大きくなると、時間変化を速めるといっても
このままずっと速めていくということはできません。
我々が右肩上がりという共同幻想を維持したいとしても
地球上で実際に物質、エネルギーの流れを速くするという意味では
それは達成できなくなりつつあります。
それを情報という仮想的な世界、地球というリアルワールドではなくて
情報社会というサイバーワールドをつくって
その中の時間を速めることによって
サイバーな豊かさを追求しようとしているのが
現代の人間圏のもう一つの特徴だと私は考えています。
最もわかりやすいのは各国の貨幣を売買する国際金融です。
実は貨幣も我々が抱く共同幻想の一つです。
貨幣は物と物との交換のために導入された概念的なものです。
交換可能という幻想の上に成立しているだけで
物との交換ができなければ価値がありません。
国際金融などは、貨幣という共同幻想を売買しているといえます。
その総額が貿易のような
物の移動に伴う額の100倍ちかくになっているのが現状です。
このように共同幻想から成るがゆえに
サイバーワールドは飛躍的に拡大していけますが
リアルワールドはもう拡大できません。
この対比もまた現代社会の特徴を端的に表わしていると思います。
これまでの右肩上がりが継続し
時間変化もいくらでも速められるという幻想を
あたかも現実であるかのように見せる世界だけが
発達しているのが現在の人間圏です。
そのサイバーワールドに
右肩上がりという共同幻想を押しつけて
あたかも未来も豊かになっていくかのような幻想の中で生きているのが
現在の我々とも言えるのです。
■和の文化への回帰
日本ではほとんど報道されていないクライメートゲートですが
地球温暖化が排出権ビジネス目的のエコエコ詐欺であろうとなかろうと
人間圏の無制限な拡大が環境に負荷を与えているのは間違いなく
地球が有限である以上時間の問題で臨界点を迎える事になります
そこで松井先生は有限な地球から無限な宇宙へのフロンティアを提唱されています
私は保守的な人間なので宇宙より地球の方が居心地がいいと思います
西洋文明はGO WEST!のかけ声で大西洋を渡りアメリカを発見しwww
太平洋を越えて日本を通り過ぎ今や中国にたどり着きました
地球を1周してもうこれ以上開発する場所はなくなってきたのが現状です
だからこそ風土に根ざした伝統的な生活を取り戻す必要があると考えています
便利で快適な現代に慣れ切った私達ですが昔の人たちの様な質素な生活に
戻らなければいずれこの文明社会は立ち行かなくなるのは間違いありません
そこで宗教や哲学まで含めた和の文化への回帰を目指すのが
最良の生き方であると私は信じています。
■幼児の「オレ様」的態度と成熟した大人の多様性
そして、やがて「自分にとっては不快であるが
同時的に存在する多くの人々に安定的に高い快をもたらすもの」や
「自分が死んだあとに未来の人々に安定的に高い快をもたらすもの」を
「自分の快」に算入できるようになる。
それが「だいぶ大人になった」ということである。
■Check It, Spread It(go)
アフィのあとにもあるからね~
宇宙人としての生き方―アストロバイオロジーへの招待― (岩波新書)/松井 孝典
¥777 Amazon.co.jp
地球大紀行 DVD EARTH BOX/出演者不明
¥29,610 Amazon.co.jp
このNHKで制作された地球大紀行は必見です
これは見ておかないと絶対ダメだと思います
今自分がどうしてここにいるのか?
それを理解せずにアイデンティティなど持ちようがありません