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2011-05-08 23:17:28

昨日の補足

テーマ:福島原発
■文科省、5地点の積算放射線量を公表
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110508-OYT1T00492.htm

 文部科学省は8日、東京電力福島第一原発から29~33キロ離れた5地点の積算放射線量を公表した。

 同原発から北西に31キロ離れた地点(福島県浪江町赤宇木、計画的避難区域)の3月23日~5月7日の積算放射線量は2万6710マイクロ・シーベルト(26・71ミリ・シーベルト)に達した。
FEDisのニコニコ日記


結構大きな値になってるね・・・ていうか、桁が違うんだからμSvで表すなよな。[m:60]
積算線量なんだから、素直にmSvで表示した方が分かりやすいっての。

44日間で 5.49 ~ 26.71 mSv なんやから、単純に計算したら

 45.54 ~ 221.57 mSv/年

・・・((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

そりゃ『計画的避難区域』にせなアカンわ・・・(´・ω・`)



 ところで昨日の日記( 常磐線沿線にホットスポット・・・? )の補足ですが、グラフの元となったデータを測定されている方が使われている測定器は、

 はかるくん(CP-100)

という、文部科学省委託事業「はかるくんWEB」で貸し出されている、いわゆる簡易型の測定器のようです。

 このCP-100は新型のようで、上記のHPにはまだ説明は載っていませんでした。
なので詳しいスペックは不明。
(旧型のはかるくんは、CsIシンチレーションカウンターのようで、測定誤差は10%とありました。)

 何が言いたいのかというと、この測定器での測定結果が、

 どれくらい正しい数値を計測しているのか不明

という点です。

 先日の5/5早朝、飯舘村における放射線量が急に上昇する騒ぎがありました。
これは、それまで使用していた可搬型モニタリングポストという測定装置を、何らかの理由によりサーベイメーター(小型測定器)に変更したためでした。
(詳しい経緯は 5/5 飯舘村での線量増加に関する謎解明 にまとめています。)
 つまり、精度の高い可搬型モニタリングポストからサーベイメーターに変えただけで、測定線量が 1μSv/h 以上も跳ね上がったわけです。

 このように、測定器によって精度はまちまち、測定方法によっても変わってきます。
昨日の日記に書いたとおり、金町~流山・柏にホットスポットがあることは間違いないと思いますが、測定されている数値には誤差があるであろうことを考慮しておく必要があると思います。

 うちの会社では ALOKA社製 TCS-171B というNaIシンチレーション型サーベイメーターを使用していますが、「はかるくん」はこれよりは精度は低いと予想しています。
 したがって上記の飯舘村のように、最大で 1μSv/h 程度の誤差があることも考えられます。
できるならば、政府および自治体には、当該地域に可搬型モニタリングポストの設置をお願いしたいところです。


 なお昨日の日記に掲載したグラフですが、Google Docを利用して作成いたしました。
以下のリンクがそのデータになります。

金町-柏市のホットスポット

一応、どなたでも閲覧できるように設定いたしました。(うまく設定できてるかは不明・・・)

毎日は無理かもしれませんが、気がついたらデータを更新するようにしたいと思います。
(おそらく、今後は大きな変化はないと思われますが・・・)
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コメント

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1 ■ありがとうございます

先程はブログへの訪問ありがとうございます。
線量計の精度について現在不安を感じています。やはりシンチの方がいいのかな?
今日新しい線量計が届いたのですが、数値がかなり違うので混乱しています。

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