NHK和歌山県のニュース　和歌山放送局

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県警未登録業者に交通取締委託

県警察本部の委託を受けて、駐車違反の取り締まりを行っていた和歌山市の２つの業者が、法律で定められた公安委員会への登録が切れた状態のまま、最大１か月余りにわたって業務を行っていたことがわかりました。
登録が切れた状態のまま、取り締まりの業務を行っていたのは▼和歌山市西の財団法人・和歌山県交通安全協会と▼和歌山市橋丁の測量機器の修理・販売会社、貴志です。
和歌山県警察本部によりますと、県警は駐車違反の車両の取り締まり業務の一部をこの２つの業者に委託していましたが、交通安全協会はことし１１月１日から１か月余り、貴志は、１１月２１日から７日間、委託を受けるために必要な公安委員会への登録が失効した状態になっていました。
それぞれ３年ごとに必要な登録の更新の手続きをしていなかったということです。
今月１４日、業者の委託状況を警察庁に報告する際に問題が発覚し、警察は２つの業者への業務の委託を中止しました。
２つの業者は登録が失効していた期間中、一日１５件ほどの交通違反を取り締まったということですが、警察本部交通指導課では取締りは無効にはならないと見ています。
和歌山県交通安全協会は「登録の更新を失念していた。県民の皆さまにご迷惑をおかけしないよう、今後管理をしっかりしていきたい」とコメントしています。
また貴志は「登録の期限が切れる２週間ほど前に更新の手続きはしていた。警察から何の連絡もなかったので、不備なく受理されているものだと思っていた」とコメントしています。
これに対して和歌山県警交通指導課は「事実関係を把握している最中で業者に過失があるのか、警察に過失があるのかを検証していきたい」と話しています。

12月22日　18時24分

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