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2011年12月23日(金) 19:11 |
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山陽女子ロード、赤羽選手が初優勝
師走の岡山路を、女性のトップランナーたちが駆け抜ける山陽女子ロードレース大会。 オリンピック代表選考会となる、来年1月の大阪国際の前哨戦とも言われた今回のハーフマラソン。 30回の記念大会を制したのは、日本最強のママさんランナーでした。
国内のトップランナーら95人が参加した有森裕子杯ハーフマラソン。 23日午前10時、越宗孝昌大会会長の号砲でカンコースタジアムをスタートしました。 まず先頭に立ったのは、アテネオリンピックの金メダリスト・シスメックスの野口みずき。 3年7か月ぶりの個人でのレースとなった野口は、1kmを3分16秒という早いラップを刻んでレースの主導権を握ります。 これを、8月の世界陸上マラソン代表のホクレン・赤羽、大塚製薬・伊藤、それに地元天満屋の坂本らが追いかけます。 しかし5km付近で坂本が脱落、そして10km手前でなんと野口も先頭集団から遅れ始めます。 野口が脱落し、優勝争いは赤羽、伊藤、それに九電工のチェピエゴ、去年2位の京セラ・宮内の4人に絞られます。 全国的にも珍しい地下道コース、野田の地下道をくぐり13kmを通過したところで赤羽が仕掛けました。 沿道からの大きな声援を受けた赤羽は、後続を突き放します。 世界と互角に戦うためにはスピードが足りないことを痛感し、その強化につとめてきた32歳のママさんランナーは、来年への大きな手ごたえをつかんでフィニッシュを迎えました。 優勝タイムの1時間9分16秒は大会新記録。 注目された野口は5位、坂本は7位に終わりました。
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