東京電力福島第1原発事故を受けてインターネット交流サイト「フェイスブック」を通じて集まった市民グループ「放射能防御プロジェクト」は21日、被災地で発生した災害廃棄物(がれき)の府への受け入れに反対する意見書を橋下徹・大阪市長宛てに提出した。22日には松井一郎知事宛てに意見書を出す。
市役所で記者会見した同団体によると、国がセシウムを99・99%以上除去するとしている焼却炉の排ガス処理装置ではガスをとらえられないなどとして「がれきは国が規制する汚染濃度でも、莫大(ばくだい)な汚染、2次被ばくを招く」と指摘。会見には俳優の山本太郎さんも出席し、「市民の力で(受け入れを)止めたい」と訴えた。【佐藤慶】
毎日新聞 2011年12月22日 地方版