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最終更新:2011年12月23日(金) 20時29分

文科省「SPEEDI公表すべきだった」

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 震災と原発事故への対応について検証を続けている文部科学省は、放射性物質の広がり方を予測する「SPEEDI」のデータが当初、公表されなかったことについて、「公表するべきだった」とする見解を改めて示しました。

 災害時の省内の対応について検証してきた文科省は、23日までに第一次報告書をとりまとめました。

 その中で、放射性物質の広がり方をコンピューターで予測するシステム「SPEEDI」のデータが事故発生当初、公表されなかったことについて、「避難の参考として本来、活用すべきだったが、活用されなかった」と振り返りました。

 そのうえで、今後の教訓として、「SPEEDIを事故発生直後から公表することが必要だ」とする見解を改めて示しました。

 しかし、報告書では、当時、SPEEDIをめぐり、どのような判断がなされ、なぜ、公表に至らなかったかといった詳しい経緯には触れられておらず、今後、さらに詳細な検証が求められます。(23日17:07)

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