厚生労働省が2011年12月22日に発表した全国家庭調査結果(2009年調査)によると、テレビ・DVDを「ほとんど見ない」と回答した18歳未満の子どもの割合が6・6%となり、2004年に行われた前回調査の2・6%に比べて、2倍以上に増加したことが分かった。
インターネットの普及や娯楽の多様化で、子どもがテレビを見なくなったと言われれる。インターネットの世帯普及率は2007年から9割を超え、携帯電話も同年の時点で6~12歳で3割、13~19歳では8割以上が所有している(総務省調べ)。
一方で、日本の子どもは世界に比べればテレビ好きであるというデータもある。IEA(国際教育到達度評価学会)が2007年に行った、世界59ヶ国・地域の児童(日本の小学4年と中学2年に該当する学年)を対象とした学力調査でのアンケートによると、「学校外でテレビやビデオを見る」時間は、日本の小学4年は1日平均2・0時間で参加国中2位、中学2年は2・5時間で参加国中トップとなっている。
◇関連サイト
・全国家庭児童調査結果の概要 - 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001yivt.html
・IEA国際数学・理科教育動向調査の2007年調査 - 国立教育政策研究所
http://www.nier.go.jp/timss/2007/index.html
・情報通信統計データベース - 総務省
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/field/tsuushin01.html
(寺家将太)