コミュニティサイトとオンラインゲームの境界線はなくなるフィギュア写真投稿サイト「fg」、狙うは“立体物のpixiv”
「fg」を運営するエンタースフィアの代表取締役・岡本基氏
「fg」を運営するエンタースフィアは、元任天堂のスタッフら3人が2008年5月に立ち上げたベンチャーだ。岡本氏も、任天堂情報開発本部において「ピクミン」「はじめてのWii」「WiiFit」などの企画やディレクションを担当した、いわば“ゲーム屋”だ。エンタースフィアでは、「名刺代わりに始めた『fg』のほうが有名になってしまった」と岡本氏は笑う。しかし、“ゲーム屋”だからこそ見えてくる、コミュニティサイトの課題などもあるようだ。
岡本氏によると、これまでのSNSは「場は提供するが、楽しませる意識がなかった。あくまでもツールやスペースを提供するというスタンスだった」という。これに対して「pixiv」や「ウェブカレ」といった特化型SNSでは、「運営者側の意識がオンラインゲーム寄りになっている」と指摘する。すなわち、「運営者側が仕掛けるクエスト(企画)が、ユーザーへの刺激になる。イベント意識の高さが特徴」。
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