2011年10月26日 11時21分 更新:10月26日 11時35分
近畿地方は26日朝、冬型の気圧配置で寒気が流れ込み、各地でこの秋一番の冷え込みを記録した。主な地域の最低気温は、大阪市12.3度▽神戸市12.5度▽奈良市8度。いずれも11月上旬並みで今季最低を記録した。大阪管区気象台によると、25日夜には近畿地方で木枯らし1号が吹いた。昨年より1日早く、最大瞬間風速は滋賀県彦根市15.2メートル、神戸市15メートル、和歌山市13.6メートルなどだった。気象台によると27日朝も冷え込みが続く見通し。
鳥取県の中国地方最高峰、大山(だいせん、1729メートル)は26日朝、初冠雪を観測した。昨年より1日、平年より6日早い。山頂から9合目にかけてうっすらと積雪があるのを大山町職員が雲の切れ間から確認した。本格的な紅葉シーズンを前に色づき始めた山肌と雪とのコントラストに観光客が見入った。
地元で開催中の大山紅葉まつりでは、山麓(さんろく)で掘り当てた源泉から引いた足湯が完成し、足元を温めながら紅葉を楽しめる新趣向が人気を呼んでいる。【川口裕之、小松原弘人】