呉市狩留賀町の狩留賀海浜公園で、人工海浜が直径約1・5メートル、深さ約0・7メートルにわたって陥没した問題で、県は陥没箇所周辺の掘削調査結果を明らかにした。
調査は12~13日、国土交通省と実施した。人工海浜は、基礎捨石(すていし)の上に被覆石を置き、砂を敷き詰める構造。陥没箇所を掘削した結果、被覆石の隙間から砂が流出していることを確認した。基礎捨石の層で干満による水の流れによって砂が流れ出て、地中に空洞が生じたことで陥没が発生したと推定している。
県は今月中に、地中探査レーダーを使い、同海浜の空洞の有無について調べる。【寺岡俊】
毎日新聞 2011年12月22日 地方版