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'11/12/23

空自C2配備に松江市同意へ


 航空自衛隊美保基地(境港市)へのC2輸送機(仮称)の配備計画について、松江市の松浦正敬市長は22日、国への要望を付して島根県に同意を伝える方針を明らかにした。年内にも回答する。

 市議会全員協議会で説明した。要望は、住民の安全確保▽道路整備などに国の交付金が出る特定防衛施設関連市町村への指定▽飛行ルートの下にある同市八束地区の住民との意見交換会の開催▽飛行ルート変更時などの事前協議―の4項目。県にも国に働きかけるよう求めている。

 全員協議会で、松浦市長は「要望の実現を、繰り返し国に求めていく」と述べ、理解を求めた。議員からは「C2の配備は基地機能の強化につながる」と懸念する意見も出た。

 中国四国防衛局は4月、現行のC1輸送機をC2に更新するため、島根、鳥取両県に事前協議を申し入れた。鳥取県は11月、防衛局に条件付きの同意を回答した。島根県は、上空が飛行ルートとなる松江、安来両市の意見を踏まえて回答する方針。安来市は11月に要望付きで同意する意見を県に伝えている。




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